羊水染色体分染法 略 称 羊水染色体分染法
担当検査室 染色体( TEL:2421 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2週間 結果報告時間(至急) -
検査目的 羊水をin-situで培養し、標本作製後G分染法にて処理する。
国際規約(ISCN)に準じバンドパターンを分析し、異常の有無を解析する。
染色体の数的異常、構造異常を検出し胎児の染色体異常を出生前に診断するのに有用である。

出生前検査、診断に関する見解
絨毛検査、羊水穿刺など侵襲的な出生前検査・診断は下記のような妊娠について、妊婦が検査を依頼した場合に考慮される
1.夫婦のいずれかが染色体異常の保因者
2.染色体異常児を妊娠、分娩した既往を有する場合
3.高齢妊娠
4.重篤な胎児異常のおそれのある場合
臨床的意義 妊娠中の胎児の染色体を評価し、胎児治療や分娩様式の選択、体外環境に対する適応能力についての評価などの産科的適応や、カップルが妊娠を継続するか否かの参考にするために考慮されることがある。
一般に出生前診断は、胎児に重篤な異常が発見された場合に、母体保護法で認める人工中絶を考慮し得る妊娠22週未満までに診断を確定することが求められる。
保険情報 検査料全額自費
オーター情報 入力可
採取容器名 注射器
サンプルの種類 羊水

採取量
20mL
測定日情報 ・月~土曜日
・検体提出が時間外になる場合は、電話連絡が必要
患者準備,採取・提出上の注意 1) 20mL未満の検体
2) 採取時、採取後に汚染の可能性のある検体
3) 血液(母体血)の混入している検体
*これらの条件に該当する場合、依頼した臨床医または病棟・診療科に連絡を行う。
測定に及ぼす諸因子 1) 細菌感染により染色体分裂が阻害される。
2) 母体血混入により母体の染色体とのモザイクになる場合がある。
3)母体血混入が多い場合、必要に応じて再採取を依頼する。

検査法(最新) ・羊水培養法
・G分染法(必要に応じFISH法)
1985/06/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 正常男性核型 46,XY
正常女性核型 46,XX