LH定性(尿) 略 称 U-LH
担当検査室 一般検査( TEL:2493,2616 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 30分 結果報告時間(至急) 20分
検査目的 尿中の黄体形成ホルモン(LH)上昇の検出
臨床的意義 スコア値が増加した時がLHサージの始まりと考えられ、36時間以内に排卵が起こると予測される。
1)検査開始日に(スコア3)
既にサージが起こっている可能性がある。あるいは、妊娠中、分娩後、流産後、人口妊娠中絶後、異状妊娠時、hCG産生腫瘍の場合、閉経期等何らかの理由により尿中LHが高い可能性も考えられる。
2)ラインの本数が増加しない
不規則な月経周期、分泌されるLHが低濃度、LHサージが短期間
異常値所見 判定部のラインが0本・・・・・・(スコア0:0 mIU/mL)
判定部のラインが1本・・・・・・(スコア1:10 mIU/mL)
判定部のラインが2本・・・・・・(スコア2:30 mIU/mL)
判定部のラインが3本・・・・・・(スコア3:100 mIU/mL)
リファレンス部に赤紫色のラインが出現しない場合 → 判定不能
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 尿カップ(小)
サンプルの種類 随時尿
採尿部全体が浸漬する量(約2mL)
測定日情報 随時測定
患者準備,採取・提出上の注意 量不足の場合は採り直しが必要となる
測定に及ぼす諸因子 強度の混濁尿(遠心後の上清で測定できる場合がある)
血尿(遠心後の上清で測定できる場合がある)
  • 胞状奇胎・絨毛癌等の絨毛性疾患・ある いは不妊治療時でhCG,FSHが増大す るような薬剤を投与されている場合は交叉 反応を起こす場合がある。
  • 女性の内分泌学的背景によりまれに陰性 反応を示すことがある。
  • 多嚢胞性卵巣症候群,更年期等によりL H濃度の基礎値が亢進している場合には陽 性を示すことがある。
  • その他情報
  • 尿中測定による排卵時期予測は,超音波 卵胞径計測・エストロゲン測定により卵胞 の成熟が認められてきたら連日(可能であ れば1日2回)LHを測定することにより 反応が陽性になった時点から24時間以内 に排卵が起こると推定する。

  • 検査法(最新) イムノクロマトグラフィー法 2014/09/26 ~ 現 在
    臨床参考値(最新)
  • (スコア0)           0 IU/L
  • (スコア1)          10 IU/L
  • (スコア2)          30 IU/L
  • (スコア3)         100 IU/L
  • M 思春期前           1 ~ 30 IU/L
  • M 成人            5 ~ 70 IU/L
  • F 卵胞期       8 ~ 70 IU/L
  • F 排卵期        50 ~ 250 IU/L
  • F 黄体期         5 ~ 100 IU/L
  • F 閉経後       60 ~ 150 IU/L
  • 検査法(前回) 金コロイド免疫測定法 1997/01/04 ~ 2014/09/25
    臨床参考値(前回)
  • (-)                     0 IU/L
  • (±)                   10 IU/L
  • (+1)                   20 IU/L
  • (+2)                   50 IU/L
  • (+3)           100 IU/L,>100 IU/L
  • M 思春期前           1 ~ 30 IU/L
  • M 成人            5 ~ 70 IU/L
  • F 卵胞期       8 ~ 70 IU/L
  • F 排卵期        50 ~ 250 IU/L
  • F 黄体期         5 ~ 100 IU/L
  • F 閉経後       60 ~ 150 IU/L
  • 検査法(前々回) ゾル粒子免疫測定法(LHカラー)  ~ 1997/01/03
    臨床参考値(前々回) r=0.61 y=3.7x-2.3 (x:LHカラー)