| 沈渣赤血球形態(目視) |
略 称 |
Rｹｲﾀｲ |
| 担当検査室 |
一般検査（ TEL:2493,2616 ） |
至急指定 |
可 |
| 時間外 |
なし |
| 結果報告時間（普通） |
60分 |
結果報告時間（至急） |
60分 |
| 検査目的 |
血尿の由来を考える情報源として実施する。 |
| 臨床的意義 |
尿中赤血球は、非糸球体型赤血球（均一赤血球：Isomorphic）と糸球体型赤血球（変形赤血球：Dysmorphic）に分類される。非糸球体型赤血球は、尿路系の出血を、糸球体型赤血球は糸球体（主に腎実質）の異常を反映する。 |
| 異常値所見 |
非糸球体型赤血球（均一赤血球：Isomorphic）：
膀胱癌，腎盂癌，膀胱炎，膀胱結石，尿路結石，尿道結石，尿道炎，前立腺炎
糸球体型赤血球（変形赤血球：Dysmorphic）：
糸球体腎炎，ネフロ-ゼ症候群，糖尿病性腎炎，ル-プス腎炎，腎硬化症，特発性腎出血 |
| 保険情報 |
適用あり |
| オーター情報 |
入力可 |
| 採取容器名 |
白栓スピッツ |
| サンプルの種類 |
新鮮尿
検体量：原則１0mL |
| 測定日情報 |
毎日測定 |
| 患者準備，採取･提出上の注意 |
量不足の場合は採り直しが必要となる |
| 検体保存情報 |
保存不可 |
| その他情報 |
非糸球体型赤血球（Isomorphic）で大小不同を認める場合は（+）で報告する。
非糸球体型赤血球（Isomorphic）であっても全体的に小型の赤血球の場合は、糸球体型赤血球の可能性もあるので情報源としてコメント報告する。
赤血球数が少数（5-9/HPF以下）の場合は判定不能とする。ただし、赤血球数が少数（5-9/HPF以下）で半数以上の糸球体型赤血球を認める場合はDysmorphicと報告する。
全沈渣赤血球のうち、糸球体型赤血球を少数（1-4/HPF）認める場合はDysmorphicと判定し難い為、コメント報告する。 |