T細胞サブセット検査 略 称 T-SUB
担当検査室 血液( TEL:2425,2751 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1日~3日 結果報告時間(至急) -
検査目的 T細胞のマーカーCD4、CD8 の発現、CD4/CD8 比、CD4陽性細胞の絶対数を検査し、免疫学的異常を認める疾患や、リンパ系悪性疾患の診断や治療に役立てる。
臨床的意義 リンパ球は機能的に見ると、さまざまなサブセットで構成されているが、これを形態学的には区別す ることはできない。そこで、細胞表面抗原(CD抗原)などのマーカーを使い、フローサイトメトリー により識別する。このマーカーによるリンパ球のサブセットは、機能的サブセットとの関連性が認め られ、その増減は疾患との相関性を示す。
異常値所見 CD4/CD8比
【高値】膠原病・重症筋無力症など
【低値】HIV感染症・エイズなど

CD4陽性細胞数
【高値】ATL感や急性GVHD性が活動性である時
【低値】後天性免疫不全症候群
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 紫栓EDTA2K入り採血管
サンプルの種類 末梢血・骨髄血はEDTA-2K(顆粒) またはヘパリンを用い凝固が阻止された全血検体
リンパ節・組織は生食またはRPMI溶液に浮遊した検体
体腔液、髄液、肺胞洗浄液

採取量
   末梢血・骨髄血 1mL以上(最低必要量は細胞数に依存する)
   リンパ節・組織 1個以上
   体腔液、髄液、肺胞洗浄液 1mL以上(最低必要量は細胞数に依存する)
測定日情報 随時測定
患者準備,採取・提出上の注意 凝固していた場合、必要に応じて再採血の依頼をする。

検査法(最新) フローサイトメトリー 2018/07/25 ~ 現 在
臨床参考値(最新) ・CD4(補助/誘導性T細胞)  25~56%
・CD8(抑制性/細胞障害性T)  17~44%
・CD4/CD8比  0.6~2.9
・CD4陽性細胞数  514~1258/μL
検査法(前回) フローサイトメトリー 1988/12/07 ~ 2018/07/24
臨床参考値(前回) ・CD4(補助/誘導性T細胞)  29~60%
・CD8(抑制性/細胞障害性T)  20~46%
・CD4/CD8比  1.0~2.6
・CD4陽性細胞数  514~1258/μL