亜鉛 略 称 亜鉛
担当検査室 生化学( TEL:2494,2495 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) -
検査目的 血清または血漿中の亜鉛の測定
臨床的意義 亜鉛は生体内に広く分布する必須微量金属の一つであり、多くの金属酵素の重要な構成成分として存在する。
そのため、亜鉛欠乏の検出は疾患の治療に結びつく重要な情報の一つとなる。
亜鉛欠乏は、摂取量の低下、慢性的な下痢などによる吸収阻害、亜鉛にキレート能をもつ薬剤の投与、高度の発汗、肝障害などによる低分子リガンド増加などに起こり、その症状としては、味覚・嗅覚障害、食欲低下、皮膚炎、創傷治癒遅延などが知られている。
異常値所見 <低値を示す疾患>
  • 1.摂取不足:静脈栄養、経腸栄養など
  •         
  • 2.吸収障害:腸性肢端皮膚炎、肝障害、炎症性腸疾患など
  • 保険情報 適用あり
    オーター情報 入力可
    採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
    サンプルの種類 血清、血漿
    必要量:200μL
    測定日情報 毎日
    患者準備,採取・提出上の注意 日内変動あり。朝最大値を示し、日中低下する。
    測定に及ぼす諸因子 抗凝固剤EDTAは使用できない。
    ゴム栓等亜鉛含有物は影響を与える可能性がある。
    その他情報 ・2018/7/6依頼分より、原子吸光分析法から比色法に変更、基準値変更。
    ・2018/7/10より、採取容器変更(酸処理済みポリスピッツ→茶栓分離剤入り採血管)
    ・2020/4/1より、外注→化学へ。

    検査法(最新) 比色法(日立LABOSPECT-006) 2020/04/01 ~ 現 在
    臨床参考値(最新) 80~130μg/dL(亜鉛欠乏症の診療指針2018)


    2020/4/1~外注から院内検査へ変更
    従来法(外注法)との相関
    r=0.986、y=0.918x+5.113(y:本法、x=外注法)




    MegaOak基準値マスタ一覧

    世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
    0 2020/04/01 2999/12/31     80-130 80-130
    1 2018/07/06 2020/03/31     80-130 80-130
    2 1900/01/01 2018/07/05     65-110 65-110