HTLV-Ⅰ/Ⅱ(CLEIA) |
略 称 |
HTLV-Ⅰ/ⅡAb |
担当検査室 |
免疫血清( TEL:2497 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
- |
結果報告時間(至急) |
120分 |
検査目的 |
血清又は血漿中の抗HTLV-I抗体及び抗HTLV-Ⅱ抗体の検出(ヒトT細胞白血病ウイルス感染の診断の補助) |
臨床的意義 |
HTLV-Iは、成人T細胞白血病(ATL;Adult T cell Leukemia)の起因ウイルスである。HTLV-Iは細胞内に取り込まれた後、
ウイルスRNAが逆転写酵素によりDNAに変換され、細胞のDNAに組み込まれ、ウイルスは体内から排除されないと考えられている。
HTLV-Iに感染した大部分の患者が、このウイルス関連抗原に対する抗体を保有していることが明らかとなり、臨床検査として
HTLV-I抗原の検出が困難であることから、抗HTLV-I抗体を検出する方法が一般的に実施されている。
抗HTLV-I抗体の検出は、成人T細胞白血病やHTLV-I関連脊髄症(HAM)の診断補助、およびHTLV-Iの母から児への垂直感染、
性行為等による水平感染が疑われた場合の検査用試薬として有用と考えられる。 |
異常値所見 |
高値:成人T細胞性白血病、成人T細胞性白血病/リンパ腫、HTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM:HTLV-ⅠAssociatedMyelopathy)、
母から児への垂直感染、水平感染 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清または血漿
*その他の材料の測定値は参考値とする。
サンプリング量;280μL |
測定日情報 |
毎日測定 |
その他情報 |
CLEIA法で陽性となった場合は、LIA法により確認試験を行う。 |