梅毒トレポネーマ抗体定性(TP抗体定性) |
略 称 |
TP抗体定性 |
担当検査室 |
免疫血清( TEL:2497 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
2~4時間 |
結果報告時間(至急) |
120分 |
検査目的 |
血清または血漿中の抗トレポネーマ抗体の測定。 |
臨床的意義 |
梅毒血清学的検査が陽性となった場合は、梅毒を疑う。
梅毒の血清学的検査は、抗原にTP(梅毒トレポネーマ)抗原を用いた方法とカルジオリピンを用いた方法に大別される。後者がSTS(梅毒血清反応)である。
TP抗原を用いた代表的検査が梅毒トレポネーマ感作赤血球凝集試験(TPHA)である。
TPLAはラテックス凝集反応を利用した自動定量法である。
FTA-ABSはTPを用いた間接蛍光抗体法であり、特異度が高く鋭敏なため、梅毒の最終確認法として推奨される。 |
異常値所見 |
STSとTP抗体の二法を測定した場合の結果解釈は下記の通りである。
1)STS(-),TP抗体(-):梅毒罹患なし/発症初期でまだ抗体が血清中に検出されない/早期に抗生剤で治療した後の梅毒
2)STS(+),TP抗体(-):生物学的偽陽性/まれに梅毒感染初期 FTA-ABSで確認する。
3)STS(+),TP抗体(+):梅毒罹患/梅毒治癒後の抗体保有者
4)STS(-),TP抗体(+):梅毒治癒後の抗体保有者/ごく稀に偽陽性
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保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清、血漿、その他(穿刺液など)
その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:300μL |
測定日情報 |
毎日測定 |
その他情報 |
検査法履歴
1986年6月1日~1995年9月30日
PHA法
1995年10月1日~1997年9月26日
PA法
1997年9月27日~2000年10月22日
化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)
固相抗原:TP菌体由来成分
酵素標識体:アルカリフォスファターゼ標識抗ヒトIgG抗体
2001/07/01~2003/08/03
ラテックス免疫比濁法
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