プロカルシトニン(PCT)定量 |
略 称 |
PCT |
担当検査室 |
免疫血清( TEL:2497 ) |
至急指定 |
可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
1~2日 |
結果報告時間(至急) |
120分 |
検査目的 |
血清又は血漿のプロカルシトニン(PCT)の測定。
(敗血症(細菌性)の鑑別診断及び重症度判定の補助) |
臨床的意義 |
PCTは重症感染症や多臓器不全などで選択的に誘導され、血中濃度が上昇するため、細菌性敗血症鑑別診断に主に用いられる。
分子量13kDaで116個のアミノ酸ペプチドからなるPCTはカルシトニンの前駆蛋白として甲状腺のC細胞において産生されるが、甲状腺摘出を受けた患者においても重症感染症では炎症性サイトカインの刺激によって甲状腺外で産生されるために高濃度のPCTが検出される。
炎症性サイトカインに次いで発症早期より血中濃度が上昇し、血中半減期が20~24時間と長いため、CRPよりも早期の時点で立ち上がりが認められる炎症マーカーである。 |
異常値所見 |
高値:重症細菌感染症(敗血症、全身性炎症反応症候群(SIRS)、重症肺炎、髄膜炎など)、多臓器不全、全身性真菌感染症、寄生虫感染症、膵炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS) |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
採取容器名 |
茶栓分離剤入り採血管 |
サンプルの種類 |
血清または血漿
*その他穿刺液等の測定値は参考値とする。
必要量:350μL |
測定日情報 |
毎日測定 |