可溶性インターロイキン2受容体 略 称 sIL-2R
担当検査室 免疫血清( TEL:2497 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2~4時間 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 血清又は血漿中のインターロイキン-2受容体(IL-2R)の測定
臨床的意義 インターロイキン2受容体(IL-2R)は、α、β、γ鎖からなり、Tリンパ球をはじめ、Bリンパ球、NK細胞などの免疫担当細胞表面に存在する。
γ鎖の異常は伴性重症複合免疫不全症(XSLID)をもたらす。可溶性IL-2R(sIL-2R)は、免疫担当細胞の表面のIL-2Rのうちのα鎖の一部が
はずれて血中に遊離したものを測定している。sIL-2R は非Hodgkinリンパ腫や成人T細胞白血病(ATL)の細胞増殖に伴い、
血中に多量遊離するとみなされる。sIL-2R の血中濃度は、これらの 疾患の臨床経過(病態の活動性、進展度、腫瘍の大きさ)とよく相関して
いる。また、T細胞活性化を伴う病態を反映すると考えられている。
異常値所見 高値:非Hodgkinリンパ腫、ATL、急性リンパ性白血病、血球貪食症候群

中等度上昇:間質性肺炎、血球貪食症候群、Hodgkin病、後天性免疫不全症候群(AIDS)、川崎病、肺結核、肝炎

軽度上昇:非Hodgkinリンパ腫寛解期、ATL寛解期、肝炎、肺癌、黒色腫、多発性骨髄腫、全身性エリテマトーデス(SLE)、
       関節リウマチ(RA)、ベーチェット病、成人Still病、潰瘍性大腸炎
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 茶栓分離剤入り採血管
サンプルの種類 血清または血漿(ヘパリン血漿、EDTA血漿)
 *その他の材料の測定値は参考値とする。

サンプリング量;5.4μL
測定日情報 毎日(平日)
検体保存情報 血清(漿)分離後、冷蔵(2~10℃)保存で7日間、長期間(2ヶ月まで)保存する場合は、-20℃以下で保存。
その他情報 2010/03/01~2011/01/10
ELISAプレート法(改良試薬② 機器:BEPⅢ)
135~500U/mL
r=0.989
y=1.121x-63.67 (x :従来法)

検査法(最新) ラテックス免疫比濁法(LABOSPECT006) 2020/11/02 ~ 2099/12/31
臨床参考値(最新) 204~587 U/mL

従来法との相関(y:本法、x:従来法)
 r=0.998
 y=1.03x-11.2 
検査法(前回) ラテックス免疫比濁法(LABOSPECT006) 2019/07/01 ~ 2020/11/01
臨床参考値(前回) 204~587 U/mL

従来法との相関
 r=0.974
 y=0.84x+136.5 (x:CLEIA法<イムライト2000XPi>)
検査法(前々回) CLEIA法(イムライト2000XPi) 2014/07/01 ~ 2019/06/30
臨床参考値(前々回) 127~582 U/mL

従来法との相関
 r=0.983
 y=1.272x-45.186 (x:ELISAプレート法)




MegaOak基準値マスタ一覧

世代 開始日 終了日 開始年齢 終了年齢 基準日(男) 基準日(女)
0 2019/07/01 2099/12/31     204-587 204-587
1 2014/07/01 2019/06/30     127-582 127-582
2 2003/02/10 2014/06/30     135-500 135-500
3 1900/01/01 2003/02/09     185-538 185-538