呼気NO検査 略 称 呼気NO
担当検査室 呼吸生理検査室(肺機能)( TEL:2236 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 10分~20分 結果報告時間(至急) 10分~20分
検査目的 喘息における、気道の好酸球性炎症のバイオマーカとして、呼気中に含まれる一酸化窒素の濃度(FeNO)を測定する
臨床的意義 喘息治療の指標(吸入ステロイドによる呼気NO減少は閉塞性障害・気道過敏性の改善と相関する)。
異常値所見 日本人成人健常者正常値:約15 ppb
正常上限値:37 ppb
保険情報 適応あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(肺)
測定日情報 月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
患者準備,採取・提出上の注意 胸腹部が締め付けられていない服装が望ましい。
(受入不可基準)
結核菌排菌、またはその疑いのある患者の検査は行わない。
他の感染症患者は原則最後に呼び出しを行う。ただし、病棟および検査室の状況によっては適宜判断しこの限りではない。(待合患者との接触を極力避けるため要相談)
呼吸機能検査施行前に胸部CT検査および胸部X線撮影検査において気胸が判明した場合は検査を行わない。
検査に協力頂けない患者の検査は行わない。
暴言・暴力など要員に危険がおよぶ場合は検査を行わない。
測定に及ぼす諸因子 上昇:気道感染(ウイルス性)、アレルギー性鼻炎、アトピー、硝酸塩が豊富な食べ物(レタス・ほうれん草)、気管支拡張剤
低下:スパイロメトリー検査の実施、嚢胞性線維症、繊毛運動障害、肺高血圧、気管支収縮、運動、飲酒、喫煙、ICS治療