肝SOL生検 略 称 肝生検、SOL生検、生検
担当検査室 超音波検査室( TEL:2237 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 60分(検査所要時間)
結果報告時間(至急) -
検査目的 肝内の腫瘤性病変に針を刺して組織を採取し、顕微鏡で観察し、確定診断を行なう。
臨床的意義 肝内の腫瘤性病変の確定診断を行なう。
 ・肝細胞癌の確定診断
 ・転移性肝癌の確定診断、原発疾患の特定
 ・良性病変、再生結節との確定診断
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(肝臓)
測定日情報 月曜日午後、水曜日午後、木曜日午前。
至急の場合は生検施行医師に相談の上、指示に従う。
患者準備,採取・提出上の注意 基本的には月曜、水曜は昼絶食、木曜は朝絶食とする。
月曜施行の場合は、前週の金曜、水曜、木曜は前日までの入院が必須である。
前日までに、施行医は超音波検査にて穿刺ラインを決定し、マーカーなどをいれておく。
出血の危険があるため、原則抗凝固薬などは休薬とする。休薬期間は指示医の指示に従う。
【受入不可】検査が行えない場合や可能な範囲で検査行う場合があります。
・体動が激しく検査に協力頂けない場合。
・腹部に傷がありプローブの圧着が困難な場合。
・腹部に外せない包帯や固定具などがある場合。
・暴言・暴力など職員に危険がおよぶ場合。
検査上の注意 原則として、検査施行時間内は、心電図、血圧計をつけ、患者の体調管理、安全管理を十分にする。
 下記の場合は禁忌となるが、緊急の場合は指示医の支持に従う。
  ・出血時間延長(10分以上)
  ・血小板数(5万/m3以下)
  ・血液凝固系低下(ヘパプラスチンテスト40%以下)
  ・腹水貯溜
  ・穿刺ルート上の肝表面に大網がある場合
測定に及ぼす諸因子 ・呼吸停止困難な場合
・体動が大きい場合
・体格、肝臓の状態、出血傾向など
・病変の位置、採取病変の個数など