テオフィリン(その他) 略 称 テオフィリン
担当検査室 薬物血中( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 あり
結果報告時間(普通) 1~2日 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 薬物血中濃度の測定
臨床的意義 現在、喘息治療におけるテオフィリンは大発作や長期管理における追加治療薬剤となっている。
また、2歳以下の小児への投与は推奨されていない。テオフィリンの血中濃度の設定は、成人では8~20μg/mL(通常は10μg/mL)、乳児の急性発作では、10μg/mLであり、15μg/mL程度を上限とする。乳児喘息の長期管理では血中濃度は5~10μg/mLとされている。小児における神経系の副作用(痙攣、脳炎)は20μg/mL以下でも生じるため注意が必要である。
・気管支拡張剤
薬剤については医薬品情報検索(DICS)を参照
異常値所見 高値: 発熱、肝機能障害、シメチジン、14員環マクロライド、アミオダロン、アシクロビル、フルボキサミン、メキシレチン、アロプリノール、シプロフロキサシン、チクロピジンなどの併用
低値:喫煙、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファンピシン、セント・ジョーンズ・ワートの併用
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 ピンク栓プレーン管
サンプルの種類 血清または血漿
*その他の材料の測定値は参考値とする。

サンプリング量;200μL
測定日情報 ・毎日測定
患者準備,採取・提出上の注意 定常状態での採血のタイミング: 経口  徐放性製剤:投与後4時間、次回投与直前
                    裸錠:投与2時間、次回投与直前
静注  負荷投与後30分、点滴開始後4~6および12~18時間
                    ピーク到達時間:製剤・剤形により変動(2~3日)
検査上の注意 ・採血量;2mL
・解析ありオーダの場合はメモラベルを検体と一緒に必ず提出
・メモラベルには記入漏れのないようにお願いします。

検査法(最新) CLIA法(ARCHITECTi2000SR) 2012/09/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照

 従来法との相関
     r=0.975
   y=1.00x-0.14
   (x:AxSYM)
・時間外検査
2019/10/1~ルーチンと同様
検査法(前回) FPIA法(アキシム) 2002/12/05 ~ 2012/08/31
臨床参考値(前回) ・検査科で測定
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
・時間外検査
2003/01/16~2004/03/28;ドライケミストリー法(ビトロス)
2004/03/29~2012/11/30;ホモジニアスEIA法(H7180)
2012/12/1~2019/9/30;ラテックス免疫比濁法(日立LABOSPECT-008 タイプ1)
n=23
r=0.993
y=0.9981x-0.6671
(x:H7180 y:LABOSPECT008)
検査法(前々回) FPIA法(TDX)  ~ 2002/12/04
臨床参考値(前々回) 薬品試験室で測定