ジゴキシン(メチルジゴキシン) 略 称 ジゴキシン
担当検査室 薬物血中( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1~2日 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 薬物血中濃度の測定
臨床的意義 ジゴキシンは治療濃度域が狭く、腎排泄型のため腎機能低下例では中毒を生じやすいので、腎機能に即した投与量の設定が必要となる。治療有効濃度は0.5~2.0 ng/mLといわれているが、1.2 ng/mL以上で副作用の頻度が高くなる。2.6 ng/mL以上で全例に中毒症状が出るといわれている。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 ピンク栓プレーン管
サンプルの種類 血清または血漿
*その他の材料の測定値は参考値とする。

サンプリング量;150μL
測定日情報 ・毎日測定
患者準備,採取・提出上の注意 ・定常状態での採血のタイミング(定常状態到達時間):
次回投与直前または内服後6~8時間以降(7日、定常状態到達時間は腎機能により変化する。)
検査上の注意 ・採血量;2mL
・解析ありオーダの場合はメモラベルを検体と一緒に必ず提出
・メモラベルには記入漏れのないようにお願いします。

検査法(最新) CLIA法(ARCHITECTi2000SR) 2012/09/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照

     r=0.966
   y=0.99x-0.26
   (x:AxSYM)

ジゴキシンは測定法の変更により旧測定法の結果と比べ低くなる傾向があります。
この原因として、反応に用いる抗体の違いが考えられますが、明確ではありません。
今後は個々の臨床効果・副作用と併せて用量調節を行って頂くよう、よろしくお願い致します。
検査法(前回) MEIA法(アキシム) 2002/12/05 ~ 2012/08/31
臨床参考値(前回) ・検査科で測定
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
検査法(前々回) MEIA法(IMX)  ~ 2002/12/04
臨床参考値(前々回) 薬品試験室で測定