ゲンタマイシン(ゲンタシン) 略 称 ゲンタマイシン
担当検査室 薬物血中( TEL:2494,2495 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1~2日 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 血清又は血漿中のゲンタマイシンの測定
臨床的意義 TDMの対象となる抗生物質としては、グラム陰性桿菌、特に抗生物質の多剤耐性が問題となっている緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)感染治療に用いる各種アミノグリコシド系抗生物質(aminoglycoside)とメキシレチン耐性黄色ブドウ球菌(methicillin-resistant Staphylococcus aureus;MRSA)感染症に用いるアミノグリコシド系のアルベカシン(arbekacin)およびグリコペプチド系(glycopeptide)のバンコマイシン(vancomycin)とテイコプラニン(teicoplanin)がある。
これらの抗生物質は静脈内注入により投与される。これらの薬剤には腎障害および聴器障害(聴力と平衡機能の障害)があり、副作用を防止し、
治療効果を得るためにTDMが実施されている。
*アミノグリコシド系抗生物質(アミカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン)
アミノグルコシド系抗生物質
薬剤については医薬品情報検索(DICS)を参照
異常値所見 高値:腎機能低下、聴器障害
低値:カルペニシリン、スルペニシリンなどと本剤との混入により両剤ともに不活化する。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 ピンク栓プレーン管
サンプルの種類 血清または血漿
*その他の材料の測定値は参考値とする。

サンプリング量;200μL
測定日情報 ・毎日測定
検査上の注意 ・採血量;2mL
・解析ありオーダの場合はメモラベルを検体と一緒に必ず提出
・メモラベルには記入漏れのないようにお願いします。

検査法(最新) 化学発光免疫測定法(CLIA アーキテクトSR) 2017/10/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) 検査科で測定
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照

従来法との相関
n=26
r=0.987 y=1.251x-0.002 (y;ARCHITECT x=cobas6000)
検査法(前回) ラテックス凝集比濁法(KIMS;コバス6000) 2011/11/14 ~ 2017/09/30
臨床参考値(前回) 検査科で測定
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
検査法(前々回) 外注(FPIA法) 2002/12/05 ~ 2011/11/14
臨床参考値(前々回) ・検査科で担当
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照