キニジン(硫酸キニジン錠) 略 称 キニジン
担当検査室 薬物血中( TEL:2494,2495 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1~2日 結果報告時間(至急) 120分
検査目的 血清又は血漿中のキニジンの測定
臨床的意義 抗不整脈薬はキニジン、リドカイン、プロカインアミドなどを除けば、治療濃度域などが確立されているものは少ない。
血中濃度が高まることによって、Torsades de pointes などの重篤な心室性不整脈が増加するためTDMが実施されている。
基本的にはトラフ値の採血であるが、副作用発現時には随時採血を行う。
・抗不整脈薬
薬剤については医薬品情報検索(DICS)を参照
異常値所見 高値:肝硬変、うっ血性心不全、アミオダロン、シメチジン、エリスロマイシン、
    サキナビル、ベラパミル、尿アルカリ化薬
低値:リファンピシン、フェノバルビタール、フェニトインの併用、
    セント・ジョーンズ・ワート
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 ピンク栓プレーン管
サンプルの種類 血清または血漿
*その他の材料の測定値は参考値とする。

サンプリング量;200μL
測定日情報 ・毎日測定で、緊急は検体到着後1時間
検査上の注意 ・採血量;3mL
・解析ありオーダの場合はメモラベルを検体と一緒に必ず提出
・メモラベルには記入漏れのないようにお願いします。

検査法(最新) ラテックス凝集比濁法(KIMS)(外注) 2018/01/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新) ・外注測定(LSI)
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
検査法(前回) ラテックス凝集比濁法(KIMS;コバス 6000) 2011/11/01 ~ 2017/12/31
臨床参考値(前回) 基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
・n=5
・r=0.9979
・y=1.2169x-0.3042
  x=コバス インテグラ400   y=コバス 6000
検査法(前々回) FPIA法(TDX) 2002/12/05 ~ 2010/08/31
臨床参考値(前々回) ・検査科で測定(2002/12/05~)
基準値と中毒域は薬物血中濃度HPを参照
・薬品試験室で測定(2002/12/04まで)