一般細菌薬剤感受性検査 略 称
担当検査室 細菌( TEL:2424 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 培養分離菌で1~2日 結果報告時間(至急) -
検査目的 感染症治療において適切な抗菌薬の選択を行う。
臨床的意義 微量液体希釈法による薬剤感受性試験は、MIC値とその抗菌薬の血中または尿中に到達可能な濃度を比較して決定される。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 ・細菌検査室に提出され、分離培養を行う一次サンプル(血液、尿、喀痰、糞便等)全てが対象となる。
・薬剤感受性検査は分離培養後の発育菌が対象となる。
測定日情報 ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日)
測定に及ぼす諸因子 <干渉物質>
  コンタミネーション
<交差反応>
  コンタミネーション
検体保存情報 ・血液培養ボトルは採取後速やかに提出し、培養装置にセットできない場合は室温保存。
・血液培養ボトル以外の検体は、冷蔵保存。
・発育菌から薬剤感受性を実施した場合、発育菌は検査終了まで室温保存する。
その他情報 <ル-チン検査の薬剤の種類>
1)微量液体希釈法
①グラム陰性ブドウ糖発酵菌
 ABPC(アンピシリン)、PIPC(ピペラシリン)、CEZ(セファゾリン)、CTM(セフォチアム)、CTRX(セフトリアキソン)、CAZ(セフタジジム)、CFPM(セフェピム)、CMZ(セフメタゾール)、MEPM(メロペネム)、AZT(アズトレオナム)、S/A(スルバクタム/アンピシリン)、S/C(スルバクタム/セフォペラン)、TAZ/PI(タゾバクタム/ピペラシリン)、AMK(アミカシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)、ST(トリメトプリム/スルファメトキサゾール)、FOM(ホスホマイシン)
②グラム陰性ブドウ糖非発酵菌
 PIPC(ピペラシリン)、CAZ(セフタジジム)、CFPM(セフェピム)、MEPM(メロペネム)、AZT(アズトレオナム)、S/A(スルバクタム/アンピシリン)、GM(ゲンタマイシン)、AMK(アミカシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)、CPFX(シプロフロキサシン)、ST(トリメトプリム/スルファメトキサゾール)
③グラム陽性球菌
 PCG(ペニシリン)、ABPC(アンピシリン)、CEZ(セファゾリン)、IPM(イミペネム)、S/A(スルバクタム/アンピシリン)、EM(エリスロマイシン)、CLDM(クリンダマイシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)、VCM(バンコマイシン)、ST(トリメトプリム/スルファメトキサゾール)
④Streptococcus属
 ABPC(アンピシリン)、PCG(ペニシリン)、CTRX(セフトリアキソン)、CFPM(セフェピム)、MEPM(メロペネム)、AZM(アジスロマイシン)、CLDM(クリンダマイシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)
⑤Haemophilus属
 ABPC(アンピシリン)、CTM(セフォチアム)、CTRX(セフトリアキソン)、CFPM(セフェピム)、MEPM(メロペネム)、AMP/CV(アモキシシリン/クラブラン酸)、CAM(クラリスロマイシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)

2)Kirby-Bauer法(KBディスク)
①グラム陰性菌
 ABPC(アンピシリン)、PIPC(ピペラシリン)、CEZ(セファゾリン)、CAZ(セフタジジム)、CMZ(セフメタゾール)、CTRX(セフトリアキソン)、CFPM(セフェピム)、GM(ゲンタマイシン)、AMK(アミカシン)、MINO(ミノサイクリン)、LVFX(レボフロキサシン)、MEPM(メロペネム)、AZT(アズトレオナム)、TAZ/PI(タゾバクタム/ピペラシリン)
②グラム陽性菌
 ABPC(アンピシリン)、CEZ(セファゾリン)、CTM(セフォチアム)、CFDN(セフゾン)、CTRX(セフトリアキソン)、GM(ゲンタマイシン)、EM(エリスロマイシン)、MINO(ミノサイクリン)、CLDM(クリンダマイシン)、LVFX(レボフロキサシン)、VCM(バンコマイシン)、IPM(イミペネム)
③嫌気性菌
 ABPC(アンピシリン)、PIPC(ピペラシリン)、S/C(スルバクタム/セフォペラン)、CAZ(セフタジジム)、CMZ(セフメタゾール)、FMOX(フロモキセフ)、CLDM(クリンダマイシン)、LVFX(レボフロキサシン)、MEPM(メロペネム)、S/A(スルバクタム/アンピシリン)
・Kirby-Bauer法(KBディスク)での薬剤感受性の結果は、参考値となります。

**薬剤感受性試験の判定基準**
・2013年6月1日~2018年3月31日は 原則、CLSI(M100-S22)に準じて判定。
・2018年4月1日~現在は 原則、CLSI(M100-S26)に準じて判定。

<β-ラクタマーゼ試験について>
・感受性検査を行った菌について全てβ-ラクマーゼを行っていたがCLSIの勧告に従って、Staphylococcus spp.、Haemophilus spp.、M. catarrhalis、N.gonorrhoeae、Anaerobic bacteriaのみとします。(平成13年12月1日依頼分から)。
 (Entercoccus spp.のβ-ラクタマーゼ試験は、2017年8月より必要に応じて実施)
・βラクタマーゼ産生の有無は菌名の横に報告しますので,感受性成績を解釈される上の参考として下さい。

<MRSAについて>
・MRSAと判定された場合は,MRSAであることを報告すると共に,その耐性機構を考慮してβラクタム系抗菌薬(ペニシリン系,セフエム系,カルバペネム系)の感受性試験結果を耐性(R)とするように,ユーザーズマニュアルが改訂されました。実施は平成7年9月1日となっていますが,従来どおり測定したままを報告します。
・S.aureusの感受性試験でエポセリン(CZX)が(R~I)の場合がMRSAです(~H25年5月31日受付検体まで)。
・H25年6月1日受付検体よりMRSAの判定にはCFX(セフォキシチン)を用いています。

<髄液より分離されたS.pneumoniaeがペニシリン耐性S.pneumoniaeと判定された場合について>
 髄液より分離されたS.pneumoniaeがペニシリン耐性S.pneumoniaeと判定された場合は,βラクタム系抗菌薬(ペニシリン系,セフエム系)の感受性試験結果を耐性(R)とするように,ユーザーズマニュアルが改訂されました。実施は平成10年1月となっていますが,従来どおり測定したままを報告します。
 S.pneumoniaeの感受性試験でベンジルペニシリン(PCG)が耐性(R)の場合にペニシリン耐性S.pneumoniaeが疑われます。
 感受性成績を解釈される上の参考として下さい。

検査法(最新) 微量液体希釈法(ベックマン・コールター)およびKBディスク(栄研):薬剤感受性用プレートの変更 2018/04/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新)  
検査法(前回) 微量液体希釈法(ベックマン・コールター)およびKBディスク(栄研) 2013/06/01 ~ 2018/03/31
臨床参考値(前回)  
検査法(前々回) 微量液体希釈法(栄研)およびKBディスク(栄研)
検査法・履歴:KBディスク(栄研)(2004/6/01~2007/06/30)、昭和一濃度法(ディスク法)(1996/11/01~2004/05/31)
2007/07/01 ~ 2013/05/31
臨床参考値(前々回) ・昭和一濃度法は平成8年9月1日のユーザーズマニュアル改定に伴いStaphylococcus属の感受性判定が
 変更になった。それに伴いStaphylococcus属用の判定区分を無くした。