鼻汁喀痰中好酸球検査 略 称
担当検査室 細菌( TEL:2424 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1~3日 結果報告時間(至急) -
検査目的 鼻汁または喀痰中の好酸球数は喘息、花粉症などのアレルギー疾患を診断する際に検査する。鏡検法を用いて全視野中での出現の有無や程度を反映するアレルギー指標のひとつである。
臨床的意義 Ⅰ型アレルギーの特徴の一つである鼻アレルギーでは、好酸球増多が認められ、血中よりむしろ鼻粘膜での増多が著明である。鼻汁中好酸球は発作後約1時間で局所に出現し、3~4時間でピークになり減少する。そのため発作直後の水性鼻汁湧出期には陰性になりやすい。通常、ハウスダストアレルギーの発作は早朝起こるといわれ、好酸球数がピークに達する昼近くに鼻汁を採取すると顕著に認められる。季節性アレルギーでは季節外には好酸球は消失する。好酸球増多はアレルギー性か否かの良いパラメーターであり、アレルギーの約90%は陽性、非アレルギーでは陽性は1~2%と少ない。気道炎症の存在は喀痰、末梢血好酸球増多、呼気一酸化窒素(NO)濃度上昇、ECP高値の証明(eosinophil cationic protein)、喀痰中のクレオラ体の証明などが重要である。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 痰容器(緑色)
サンプルの種類 喀痰
鼻汁
糞便
測定日情報 ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日)
患者準備,採取・提出上の注意 ・喀出痰:唾液、食物残渣などの混入を避ける。
  早朝起床時に採取するのが最もよく、歯磨きまたは水道水でうがいをする。
  呼吸して咳とともに採痰容器の中に痰を直接入れる。
  ティッシュに喀痰を採取しない。
  ティッシュに採取されていた場合や乾燥していた場合は採り直しを依頼することがある。
・ 和式トイレでは採便シートを敷きその上に排便し採取する。洋式トイレでは水のないところに採便シートを敷きその上に排便し採取する。
・喀痰、鼻汁:1mL以上、プレインシステムP(スワブ)での提出は、可能な限り擦過する。
・糞便:3~5g
・病棟、外来で採取された検体は、速やかに細菌・ウイルス検査室に提出する。
・休日、夜間に採取された場合には時間外検査室に提出する
・採取容器は、ACスクリュースピッツ、喀痰容器(プラ壺)緑、滅菌綿棒プレインシステム・P 白色糞便容器も可。
測定に及ぼす諸因子 ・検体が唾液の場合は不適。
検体保存情報 ・直ぐに提出できない場合は、直ちに4℃で保存し、24時間以内に細菌・ウイルス検査室に提出する。
その他情報 ・検査成績を量、性状と共に入力。
・スライドグラスに検体を塗抹するのは細菌ウイルス検査室であるが,染色と好酸球の有無の判定は血液検査室で実施。