クロストリジウム・ディフィシル毒素検査 略 称
担当検査室 細菌( TEL:2424 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 1時間 結果報告時間(至急) -
検査目的 糞便中のクロストリジウム・ディフィシル抗原及び毒素(トキシンA及びトキシンB)の検出(クロストリジウム・ディフィシル感染の診断補助)。
臨床的意義 Clostridium difficileは偏性嫌気性で芽胞を形成するグラム陽性桿菌であり、抗菌薬投与後に発症する抗菌薬関連下痢症の主な原因菌である。特に発熱や末梢血白血球数増加を伴う腸炎に進展した例では50~70%に関与する。本菌による腸炎はディフィシル菌関連下痢症(Clostridium difficile associated diarrhea:CDAD)とも呼ばれ、抗菌薬などで撹乱された腸内細菌叢の中で、本菌が過剰増殖することで生じる。下痢症/腸炎が進行すると偽膜性腸炎(pseudomembraneous colitis)となる。院内、医療機関内で発生する感染性の下痢の多くはCDADであることと、集団発生を容易に生じうることから、腸管感染症の原因微生物としての診断治療、ならびに医療関連感染の感染制御という2点がある。Clostridium属自体は人の腸管に普編的に存在するがClostridium difficileは、エンテロトキシンA、サイトトキシンB、バイナリートキシン(binary toxin:binaryは2成分のという意)といった毒素を産生する。便検体中に産生されたトキシンAとトキシンBを検出すると同時にClostridium difficile抗原(グルタメートデヒドロゲナーゼ(GDH))を検出し、Clostridium difficile感染の診断補助を行う。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 嫌気ポーター
サンプルの種類 糞便
CCMA寒天培地に分離培養して得られた菌株
測定日情報 ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日)
患者準備,採取・提出上の注意 ブリストルスコア5(軟便)以上の下痢便を採取すること。
・糞便 25μL 
(糞便検体量は正確に採取すること。糞便検体が少ない場合は偽陰性の、多い場合には検体展開不良による判定不能の原因となる。)
・菌株 発育コロニー(数コロニー)
・採取容器は、糞便容器も可。
検体保存情報 ・ すぐに検査できない場合、採取後72時間までは2~8℃で保管する。

検査法(最新) クロストリジウムトキシン検出キット(C. DIFF QUIK CHEK コンプリート:アリーア メディカル) 2011/10/31 ~ 現 在
臨床参考値(最新)  
検査法(前回) クロストリジウムトキシン検出キット(TOX A/B QUIK CHEK 「ニッスイ」) 2007/07/03 ~ 2011/10/30
臨床参考値(前回)  
検査法(前々回) クロストリジウムトキシンA検出キット(ユニクイック:オクソイド) 2000/08/02 ~ 2007/07/02
臨床参考値(前々回)