一般細菌培養同定検査(脳脊髄液) 略 称 脳脊髄液
担当検査室 細菌( TEL:2424 ) 至急指定 不可
時間外 なし
結果報告時間(普通) 2日~2週間 結果報告時間(至急) -
検査目的 髄液の細菌検査は髄膜炎が疑われる時に行われる。髄液の微生物検査の遅れは適切な治療の遅れを来たし、患者の死亡や不幸な後遺症を残す結果になることを念頭に置き、慎重、かつ迅速に対応しなければならない。
臨床的意義 急性化膿性髄膜炎の大部分は内因感染で、原因菌別に好発年齢が見られる。
新生児に起こる髄膜炎は産道感染のことが多く、産道に常在するか、あるいは一時的に定着するS.agalactiae(GBS)やE.coli K1によることが多い。
小児では咽頭や鼻咽腔に常在するH.influenzae b型やS.pneumoniaeによる髄膜炎が多い。 S.pneumoniaeによる髄膜炎は高齢者の髄膜炎の原因菌でもある。
N.meningitidisは検出頻度は低いが小児において流行することがある。
これら5菌種に共通する特徴は莢膜を形成し、食細胞による貪食に抵抗性を示すことである。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
採取容器名 緑栓スピッツ(滅菌スピッツ)
サンプルの種類 脳脊髄液
測定日情報 ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日)
患者準備,採取・提出上の注意 1)嫌気性菌が疑われる場合は、ケンキポーターに採取してください。
2)採取量はACスクリュースピッツ、ケンキポーターでの提出は容器に採取可能な量
検体保存情報 冷蔵(4℃以下)で24時間保存可能

検査法(最新) ①質量分析法(MALDIバイオタイパー)②生化学的性状の分析 2014/04/01 ~ 現 在
臨床参考値(最新)  
検査法(前回) ①マイクロスキャン Walk Away 96 Plus②生化学的性状の分析 2013/06/01 ~ 2014/03/31
臨床参考値(前回)  
検査法(前々回) 生化学的性状の分析  ~ 2013/05/31
臨床参考値(前々回)