| 一般細菌培養同定検査(カテーテル・メディカット) | 略 称 | カテーテル、メディカット | 
| 担当検査室 | 細菌( TEL:2424 ) | 至急指定 | 不可 | 
| 時間外 | なし | 
| 結果報告時間(普通) | 2日~2週間 | 結果報告時間(至急) | - | 
| 検査目的 | IVHなどの血管内カテーテルに関連した敗血症(カテーテル関連血流感染症(CRBSI))が疑われる場合は、血液培養と同時に抜去したカテーテルの先端を培養する。 | 
| 臨床的意義 | カテーテル関連血流感染症(CRBSI)の検査診断には血管内留置カテーテル先端部位の培養検査だけでなく、同時に血液培養検査のための検体採取が必須である。2009年に改定したCRSBIの診断および治療に関するガイドラインでも培養検査の結果に基ずく診断確定の重要性が強調されている。CRSBIの診断基準で最もエビデンスレベルが高い評価法は「カテーテル先端部位の培養検査で検出された菌と、少なくとも1セットの末梢血血液培養で検出された菌が一致する事」である。この場合の末梢血の血液培養検査は、2セット以上の検体採取を原則とし、カテーテル逆流血のみの培養検査では不十分とされている。これらCRSBIの診断のための各種培養検査の検体採取は抗菌薬投与前におこなわれることが望ましい。一方で、例えば真菌やグラム陰性桿菌などがカテーテルのみから培養された場合でもコンタミネーションとみなさず、治療すべきとされている菌種もある。 | 
| 保険情報 | 適用あり | 
| オーター情報 | 入力可 | 
| 採取容器名 | 嫌気ポーター | 
| サンプルの種類 | カテーテル先端、メディカット先端、静脈カテーテル先端、動脈カテーテル先端、CVカテーテル先端、S-Gカテーテル先端、その他(カテーテル)、その他(メディカット) | 
| 測定日情報 | ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日) | 
| 患者準備,採取・提出上の注意 | 1)患者は安静にしておく。 2)緑栓スピッツ(滅菌スピッツ)、ケンキポーターに採取する。
 3)採取は短いカテーテルの場合は皮下の先端部約5㎝
 Swan-Ganzカテーテルなど数十㎝以上の長いカテーテルはカテーテル先端部約5㎝と皮膚表面直下約5㎝を別々に提出する。
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| 検体保存情報 | 冷蔵(4℃以下)で24時間保存可能。 |