抗酸菌薬剤感受性検査(非結核性抗酸菌) |
略 称 |
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担当検査室 |
細菌( TEL:2424 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
培養分離菌で10~19日 |
結果報告時間(至急) |
- |
検査目的 |
非結核性抗酸菌(迅速発育菌を除く)の抗菌性物質に対する感受性を測定することを目的とし、主に臨床上の疾病の治療の選択、その他に使用される。 |
臨床的意義 |
肺MAC症の薬剤感受性検査は治療開始前、および6カ月治療しても排菌が陰性化しない場合には,菌種の同定とマクロライド(CAM)とAMKの薬剤感受性を評価する。
肺M. kansasii症はRFPを含むレジメンの使用にて治癒可能な肺NTM症と認識されており、RFPの薬剤感受性検査は必須である。
2023年に CLSI(2018年のCLSI M24 3rd ed,2023年のCLSI M24S 2nd ed(Muller-Hinton培地を使用))に準拠した遅発育性抗酸菌用MICプレート、ブロスミックSGMが使用可能となった。 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
サンプルの種類 |
・細菌検査室に提出され、抗酸菌の分離培養を行う一次サンプル(血液、尿、喀痰、糞便等)全てが対象。
・薬剤感受性検査は分離培養後の発育菌が対象となる。 |
測定日情報 |
ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日) |
測定に及ぼす諸因子 |
<交差反応>
コンタミネーション |
その他情報 |
<成績について>
S、判定保留、RおよびMIC値で報告
M.avium complexはアミカシン(AMK)静注用とアミカシン(AMK)吸入用で判定用カテゴリーが異なるためそれぞれの報告となる。
<薬剤の種類>
クラリスロマイシン(CAM)アジスロマイシン(AZM)モキシフロキサシン(MFLX)シタフロキサシン(STFX)アミカシン(AMK)カナマイシン(KM)ミノサイクリン(MINO)ドキシサイクリン(DOXY)イソニアジド(INH)リネゾリド(LZD)エタンブトール(EB)エチオナミド(TH)リファブチン(RBT)リファンピシン(RFP) |