抗酸菌薬剤感受性検査(非結核性抗酸菌・迅速菌) |
略 称 |
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担当検査室 |
細菌( TEL:2424 ) |
至急指定 |
不可 |
時間外 |
なし |
結果報告時間(普通) |
培養分離菌で3~14日 |
結果報告時間(至急) |
- |
検査目的 |
迅速発育抗酸菌の抗菌性物質に対する感受性を測定することを目的とする。主に臨床上の疾病の治療の選択その他に使用される。 |
臨床的意義 |
肺M. abscessus species症の治療においてはマクロライドへの感受性により治療についての考え方が異なるため 治療開始前の薬剤感受性試験は必須である。M. abscessus speciesは、亜種および本菌に対するキードラッグであるマクロライド耐性機構の確認が必要であるが、亜種および遺伝子型の確認にはシークエンスなどが必要であり、専門施設以外では遺伝子検査を行うことは難しい。このため、ブロスミックRGMを用いて感受性試験を行いerm 遺伝子の活性、獲得耐性の有無を確認する。erm遺伝子が活性化される場合には、感受性検査で3 日目には感受性を示すが、培養期間を延長するとerm遺伝子が発現し耐性が誘導されるため14日目には耐性へと変化するため誘導耐性ありと判断することができる。 |
保険情報 |
適用あり |
オーター情報 |
入力可 |
サンプルの種類 |
・細菌検査室に提出され、抗酸菌の分離培養を行う一次サンプル(血液、尿、喀痰、糞便等)全てが対象。
・薬剤感受性検査は分離培養後の発育菌が対象となる。 |
測定日情報 |
ルーチン時間帯のみ(時間外は翌ルーチン稼働日) |
測定に及ぼす諸因子 |
<交差反応>
コンタミネーション |
その他情報 |
<成績について>
S、判定保留、RおよびMIC値で報告
<薬剤の種類>
アミカシン(AMK)トブラマイシン(TOB)イミペネム(IPM)ファロペネム(FRPM)レボフロキサシン(LVFX)モキシフロキサシン(MFLX)アジスロマイシン(AZM)クラリスロマイシン(CAM)スルファメトキサゾール/トリメトプリム(ST)ドキシサイクリン(DOXY)メロペネム(MEPM)リネゾリド(LZD)クロファジミン(CLF)シタフロキサシン(STFX) |