頚動脈エコー 略 称 頚動脈
担当検査室 心臓生理検査室(心エコー)( TEL:6135 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 40分~80分 結果報告時間(至急) 40分~80分
検査目的 動脈硬化を評価するうえでの非侵襲的評価法として用いる。
臨床的意義 1) 狭窄や閉塞の有無の評価
2)全身の動脈硬化の評価
3)人工心肺装置を使用する心臓・大血管手術前の評価
4)治療効果の評価
・内膜剥離術や経皮的血管形成術の効果判定や経過観察
・頭蓋内外バイパス術や内科的薬剤投与などの効果判定や経過観察 5)頸部血管疾患の有無の評価
高安動脈炎(大動脈炎症候群)、頸動脈解離、動脈瘤などの評価
異常値所見 計測の基準範囲
動脈径(mm): 7.0±0.9 (総頸動)、5.4±1.0( 内頸動脈)、 3.1±0.6( 内頸動脈)
IMT(mm) : 0.5~1.0 (総頸動)、0.5~1.0 ( 内頸動脈)
最高血流速度(cm/s): 90±20 (総頸動)、63±20 ( 内頸動脈)、56±17( 内頸動脈)
平均血流速度(cm/s) : 47±12 (総頸動)、37±13( 内頸動脈) 、30±10( 内頸動脈)
拡張末期血流速度(cm/s): 21±7 (総頸動)、21±7 ( 内頸動脈)、21±7( 内頸動脈)
保険情報 適応あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(頸動脈)
測定日情報 月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
患者準備,採取・提出上の注意 ・可能なら脱衣し易い服装で来院して頂く。
・可能な範囲で下着は、薄手か前開きのものにして頂く。
(受入不可の基準)
・体動が激しく検査に協力頂けない場合。
・頚部に傷がありプローブの圧着が困難な場合。
・頚部に外せない包帯や固定具などがある場合。
・暴言・暴力など要員に危険がおよぶ場合。
検査上の注意 当日の検査依頼は循環器内科と心臓血管外科のみ。
当日他科の依頼は循環器内科に紹介
往診依頼は循環器内科、心臓血管外科のみ(他科の往診依頼は循環器内科の往診医に連絡)
測定に及ぼす諸因子 ・体型:肥満 首が短いなどで描出不良
・状態:人工呼吸器、頚部挿入物などで描出不良