下肢動脈超音波検査、穿刺部超音波検査		略　称	下肢動脈　穿刺部
担当検査室	カテ生理検査室（Cardiovascular　Lab）（ TEL:3408 ）	至急指定	可
時間外	なし
結果報告時間（普通）	30分～300分	結果報告時間（至急）	30分～300分
検査目的	動脈硬化疾患のスクリーニング、視診・触診・聴診異常、自覚症状（間歇性跛行、安静時疼痛、しびれ）、内科的治療（投薬治療、運動療法、生活指導）の適応と評価、外科的治療の適応と評価のために行う。
臨床的意義	①急性閉塞性疾患：塞栓症と血栓症 ②慢性閉塞性疾患：閉塞性動脈硬化症、バージャー病（閉塞性血栓血管炎） ③膝窩動脈捕捉症候群、膝窩動脈外膜嚢腫、遺残坐骨動脈、膠原病関連の血管病変 ④穿刺予定部位（CFAなど）の観察
異常値所見	・平均血管径（mm） 外腸骨動脈 7.9±1.3、総大腿動脈 8.2±1.4、浅大腿動脈 中枢 6.0±1.2、浅大腿動脈 末梢 5.4±1.1、膝窩動脈 5.2±1.1 ・収縮期血流速度（cm／s） 外腸骨動脈 119.3±21.7、総大腿動脈 114.1±24.9、浅大腿動脈 中枢 90.8±13.6、浅大腿動脈 末梢 93.6±14.1、膝窩動脈 68.6±13.5 ・狭窄の評価 狭窄率＜50％、 血流速度＜2.0m/s、PSVR＜2.5 狭窄率50～75％、 血流速度2.0～2.5m/s、PSVR＜2.5 狭窄率≧75％、 血流速度≧2.5m/s、PSVR≧2.5 狭窄率≧90％、 血流速度≧3.0m/s、PSVR≧4.0 狭窄率≧99％、 血流速度－、PSVR－ 狭窄率100％（閉塞）、血流速度－、PSVR－
保険情報	適応あり
オーター情報	入力可
サンプルの種類	患者（下肢動脈）
測定日情報	月曜日から金曜日8時30分から17時15分（病院営業日に準ずる）
患者準備，採取･提出上の注意	・可能なら脱衣し易い服装で来院して頂く。 （受入不可の基準） ・体動が激しく検査に協力頂けない場合。 ・外せない包帯や固定具などがある場合。 ・暴言・暴力など検査者に危険がおよぶ場合。
測定に及ぼす諸因子	・体型：肥満、下腿浮腫などで描出不良 ・体位変換困難（足関節屈伸不可） ・傷・潰瘍形成などで描出不良