小児心臓超音波検査 略 称 小児UCG
担当検査室 呼吸生理検査室(小児心エコー)( TEL:2239 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 40-80分 結果報告時間(至急) 40-80分
検査目的 心臓の形態異常、機能異常の有無の診断に用いる。
臨床的意義 ・解剖学的構造異常を伴う先天性心疾患
・弁膜症、壁運動異常を伴う虚血性心疾患、心筋症、心膜液貯留、心膜疾患、心腔内異常構造物(血栓、腫瘍)などの診断
・異常血流の診断
・拡張機能の評価
異常値所見 基準範囲
・左室拡張末期径: 身長×0.25+8.4(国立循環器病研究センターの基準に準じる)
・壁肥厚: 有無
・左室壁運動:EF>55%
・弁逆流: <trivial
・PA圧: 呼吸性変動≧50%、TR<2.8m/s
・異常構造物なし
・異常血流なし
・PEP/ET 0.28~0.41
・TEI index : 左室 0.38±0.04  右室 0.28±0.04
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
小児UCG
サンプルの種類 患者(心臓)
測定日情報 月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
患者準備,採取・提出上の注意 ・可能な範囲で下着は薄手か前開きのものにして頂くことが望ましい。
・乳児では、空腹の場合、授乳を済ませておいて頂くことが望ましい。(可能な場合)
(受入不可の基準)
・左胸部に傷がありプローブの圧着が困難な場合。
・胸部に外せない包帯や固定具などがある場合。
・暴言・暴力など要員に危険がおよぶ場合。
・患者が以下の感染症である場合。(麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎)
検査上の注意 睡眠剤をのませてから検査する場合あり。
小児循環器専門医以外の医師から依頼を出す場合は,小児循環器専門医に直接交渉。
測定に及ぼす諸因子 体型:肥満、漏斗胸などで描出不良
疾患:肺疾患などで描出不良
患者協力:体調不良、体位困難、意思疎通困難、大啼泣、体動で描出不良
手術による影響:手術瘢痕、痛み、心臓の位置変化で描出不良
検者間の差:経験、知識
機器不良
その他情報 超音波を用いて,心臓を心房・心室・大血管と三つの主要区分に分け,
それぞれの位置関係を同定し,
さらに三つの部分の結合関係を分析,記載することにより
心形態異常の詳細を表現する。