呼吸機能検査(気道可逆性試験) 略 称 可逆
担当検査室 呼吸生理検査室(肺機能)( TEL:2236 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 20分~40分 結果報告時間(至急) 20分~40分
検査目的 閉塞性換気障害のある場合に気管支拡張剤メプチンを吸入し前後の一秒量を比較して可逆性の程度を調べる。
臨床的意義 ①機能異常の有無の判定
②機能異常の部位の診断
③異常の定量的評価や時間的変化
これらの評価により、疾患の鑑別診断・重症度判定・経過観察や治療効果の判定を行う。
異常値所見 気管支拡張剤の吸入前後で、1秒量の改善率が12%以上かつ増加量が200ml以上のとき、有意な可逆性があるとする。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(肺)
測定日情報 月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
患者準備,採取・提出上の注意 肺機能a・肺機能b・肺機能cいずれかと一緒にオーダしてください。
検査上の注意 検査に使用する薬剤(メプチン)の副作用より高度の不整脈を伴う心疾患や高血圧症の患者は主治医の確認が必要

患者さんの努力がなければできない検査であるため、その必要性について十分説明しておく。
測定に及ぼす諸因子 患者要因:肥満、高齢、湾曲
患者協力:体調不良、難聴、意思疎通困難、認知症
検者間の差:経験、知識
機器不良:システム、漏れ
体位により変化