頚動脈超音波 略 称 頚動脈US 頚動脈エコー
担当検査室 超音波検査室( TEL:2237 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 20~60分
結果報告時間(至急) 20~30分
検査目的 ・動脈硬化を評価するうえでの非侵襲的評価法として用いる。
・動脈炎の評価に用いる。
臨床的意義 ・血管内の狭窄や閉塞の有無の評価:虚血性脳血管障害発症の危険予測や狭窄と閉塞の鑑別による治療方針への影響。
・全身の動脈硬化の評価:頚動脈がアテローム性動脈硬化の好発部位であることによる全身の動脈硬化度の把握。
・治療効果の評価:高度な狭窄や閉塞に対する内膜剥離術や経皮的血管形成術、頭蓋内外バイパス術や内科的薬剤投与などの治療
 効果判定や経過観察に有用。
・頚部血管疾患の有無の評価:高安動脈炎(大動脈炎症候群)、頚動脈解離、動脈瘤などの評価。
異常値所見 ・予測しない解離性病変、閉塞性病変。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(頚動脈:総頚動脈、内頚動脈、外頚動脈、椎骨動脈、鎖骨下動脈、腕頭動脈、大動脈弓など)
測定日情報 ・月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
但し検査受付は16時15分までとする。
受付時刻が16時15分以降になる場合、検査技師2名以上、または医師の随伴で検査を行う。
・土曜日 9時15分から11時15分 病棟往診のみ
患者準備,採取・提出上の注意 ・検査部位は依頼内容に応じて対応します。
・往診に行く場合には病棟に連絡をし、確認する。
・感染のある場合は、原則として往診検査とする。
・可能な限り脱衣し易い服装で来院してください。
【受入不可】検査が行えない場合や可能な範囲で検査行う場合があります。
・体動が激しく検査に協力頂けない場合。
・頚部に傷がありプローブの圧着が困難な場合。
・頚部に外せない包帯や固定具などがある場合。
・暴言・暴力など職員に危険がおよぶ場合。
検査上の注意 検査内容は下記の依頼に応じます。
・頚動脈(総頚、内頚)エコー
・頚動脈(総頚、内頚、外頚)エコー
・頚動脈(総頚、内頚、外頚、椎骨)エコー
 上記以外に医師より指示がある場合は随時対応します。
  (鎖骨下動脈、腕頭動脈など)
測定に及ぼす諸因子 ・体型:肥満 首が短いなどで描出不良。
・状態:人工呼吸器、頚部挿入物などで描出不良。