瞬目反射検査(Blink-reflex ) 略 称 BR ブリンク
担当検査室 神経生理検査室( TEL:2669 ) 至急指定
時間外 なし
結果報告時間(普通) 約60分 結果報告時間(至急) 約60分
検査目的 橋における反射弓の障害とパーキンソン病その他の基底核疾患における瞬目反射亢進の定量評価
臨床的意義 1. 反射弓の末梢部位の病変
  三叉神経ニューロパチー、顔面神経麻痺、聴神経腫瘍、片側性顔面痙攣、ポロニューロパチー
  遺伝性運動感覚性ニューロパチー1型、他の脱髄性ニューロパチーなど
2. 脳幹伝導障害を伴う病変
  多発性硬化症、Wallenberg症候群
3. 上位中枢の病変
  Huntington病、Parkinson病、大脳半球疾患、各種意識障害
 などの補助的診断法として有用
異常値所見 1. 直接反応(Direct response)の遷延
  顔面神経末梢部の伝導異常を意味する。
2. 第一反応遷延
  三叉神経か顔面神経の障害によるものが多い。末梢神経の疾患を除外できれば、橋における神経伝導異常と考えてよい。
3. 第二反応の分析
  第二反応は潜時に安定性がなく神経伝導測定には適さないが、
  第一反応の遅延が求心性(反射弓の求心路、すなわち三叉神経ならびに顔面神経核に至る髄内中枢経路の病変)のものか、
  遠心性(顔面神経核ならびに髄内外の顔面神経の病変)のものか鑑別する際有用である。
保険情報 適用あり
オーター情報 入力可
サンプルの種類 患者(頭部)
測定日情報 検査室の業務時間は月曜日から金曜日8時30分から17時15分(病院営業日に準ずる)
患者準備,採取・提出上の注意 ・複数項目を同一日に検査すると長時間になる可能性があります。
・当日至急検査依頼の場合は検査開始時刻を含め電話連絡にて対応。
検査上の注意 ・多少の痛みを伴う
検査受け入れ不可基準
・脳深部刺激療法(DBS)装置を使用されている方。
検査受付時刻が16時15分以降になる場合
・17時15分以降は患者急変時対応が困難になるため、16時15分以降の受付に関しては検査中の医師の随伴を条件に検査依頼を受ける。
測定に及ぼす諸因子 筋電図、体動、呼吸、発汗など
その他情報 瞬目反射検査(Blink-reflex)には以下の検査オーダがあります。
・Blink-reflex
・Blink-reflex(両)顔面・三叉