メディエーション研修
2024年9月30日、10月25日の2日程で、「メディエーション研修会」が開催されました。
講師は、山梨大学医学部 医療の質・安全管理部特任教授・日本メディエーター養成講座トレーナーの荒神裕之先生です。
患者さんの対応、医療現場でのさまざまなトラブルに対して、よりよい対応のスキルを習得することが目的です。
立ち位置の違いによるギャップや背後にあるコンフリクトについて気付けるか、第三者としてのメディエーターの役割、、、
医師はもちろん、看護師、薬剤師など患者さん対応を行うすべての医療者に必要な内容です。
朝から夕方まで長時間に及ぶこの研修では、グループワークやゲームを通じて、さまざまな気づきを得られました。
受講者アンケートでは、
「怒りの根底にある.インタレストを考えられるようにしたい」
「専門職の知識を、一般(患者)の方にわかりやすく伝えることを意識する(立ち位置の違いを意識する)。相手の欲求と感情に注目してどうしてほしいか考えて話を進めていきたい。そのために傾聴も大事に。」
「患者対応の際、何気なく行っている相槌にも注意しながら、共感と承認を上手く組み込んでいきたい」
「治療方針などで患者家族の葛藤を察知した場合、認知のフレームの違いを思い描きながら患者家族の対話の促進となるように関わりたい。コンフリクトが生じている場合、対象者個々の解釈内容がどういうものであるか語ってもらい(価値や執着を)把握することや、怒りで表出されている事柄だけではなく潜在的な欲求が何であるかを捉えた介入ができることを目指したい。」
など、の意見・感想がありました。受講者の満足度も非常に高い研修です。