『外国人診療のコツ ~やさしい日本語を用いて~』ワークショップ
2025年5月2日、『外国人診療のコツ ~やさしい日本語を用いて~』ワークショップが開催されました。
当院は幅広い年齢層の患者さん・外国人患者さんが多くが来院されます。
外国人患者さんの来院数は年間約1,000人を超えており、全診療科の約8割で受入経験がありますが、患者さんとのコミュニケーションに困るケースもあるかもしれません。
そこで、当院では外国人患者さんだけでなく、小児患者さんや保護者の方、お年寄りの方、日本人同士のコミュニケーションでも有効になるような「やさしい日本語」を学んでいくために、2023年11月よりワークショップを実施しています。
主に幅広い年齢の小児患者さんやその保護者の方とのコミュニケーションが求められる小児科ローテート中の1年目研修医を対象に、実際に病院内で使うフレーズを想定した練習問題を実戦形式で学ぶことで、診療の助けとなることが期待されます。
ワークショップに参加した研修医からは「英語で話そうとせず、やさしい日本語で話そうと思った。」「小児科だけでなく、他の診療科でも役に立つことがある。」「ワークショップを通して、自信をもって外国人患者さんの診察ができそう。」といった感想や学び、気づきを得ており、今後も定期的に開催していくことで地域医療における「やさしい日本語」の普及に貢献していきます。