研修修了の時を迎えて

先輩研修医から、後輩へ​

平成28年度研修修了式 Ivy oratorの修了挨拶をご紹介します 

平成27年度採用ジュニアレジデント
辻 満里先生

本日はこのような式を開催いただき、まことにありがとうございます。初期研修医を代表いたしまして一言述べさせていただきます。

まずは、本日ご多忙の中ご臨席いただきました先生方をはじめ職員の皆様に心から御礼申し上げます。

早いもので、社会人になって2年がたちました。私にとってはあっという間の2年間でした。
大学を卒業し、様々な不安や思いを抱えながら2年前にこの病院に入職しました。私たちの学年は20人でのスタートで、例年と比較すると少ない人数ではありました。出身地も出身大学もばらばらな個性的な同期20人が集まり、社会人をスタートさせました。
スーツ姿で初めて顔を合わせたあのときから、同期として協力し、励ましあい、時には良きライバルとして意識しながら2年間過ごしてきました。

各科をローテートさせていただき、本当に多くのことを教わり、学ばせていただきました。知識も経験も十分ではない私たちに、上級医の先生方はいつも親切にご指導くださいました。また、様々な経験のチャンスをいただき、そんなときはいつも後ろで見守ってくださり、困ったときは助けてくださいました。これまで目指していた医師という職業に就き、患者さんが良くなっていく過程を見て喜びややりがいを感じる一方、つらい・悔しいという気持ちを感じることも少なくはありませんでした。

これからの長い医者人生における土台をこの倉敷中央病院で築かせていただき、諸先生方や職員の方には感謝してもし尽くせません。

今後、研修医という枠ではなく、様々な科の専門家として私たちは別の道へと進んでいきます。まだまだ未熟な私たちですが、これからもあたたかくそして厳しく、ご指導いただけますと幸いです。

2年間本当にありがとうございました。