初期研修医 2024年採用-3

ロールモデルとなる医師に出会える病院。
日々の業務に真摯に取り組む先輩医師から多くのことを学んでいます。

ロールモデルとなる医師に出会える病院。
日々の業務に真摯に取り組む先輩医師から多くのことを学んでいます。

初期研修医
(2024年採用)

研修先として倉敷中央病院を選んだ理由

 倉敷中央病院は多種多様な症例を経験できます。Academicな視点を持った指導医のもとでEvidence-Based-Medicineを実践し、日々の臨床的な疑問や課題への取り組み方を学びたいと考えていました。また、当院は多くの専門研修プログラムを有しており、初期研修から後期研修まで一連の研修を行うことが出来る点も魅力に感じていました。初期研修のローテーション内で、自身の志望する診療科にロールモデルとなる人物を見つけ、専門プログラムを間近に体験できる点は自身の将来を明確に想像できるのではないかと考えたことも理由です。

教育体制・学習環境について

 当院は毎年約30名の初期研修医を受け入れており、ほぼ全ての診療科に研修医がローテートしています。上級医が研修医の指導に慣れているという面もあり、指導を仰ぎやすい環境が整っています。また、オンラインで検索できる図書室サイトには、数多くの電子書籍や論文の検索を行うことが出来るため、内科的にじっくりと考える際に重宝しています。さらに当院オリジナルの救急マニュアルや簡潔に情報が纏まっている契約サイト(今日の診療サポートなど)にもアクセスすることが出来ます。忙しいWalk-in研修では必要な情報を素早く入手することが出来るため、場面を問わず情報収集出来る環境が整っています。

1日の業務の流れ

 カンファレンスから1日が始まり、カルテ記載や救急外来で診察など行います。カンファレンスでは前日の入院患者についてプレゼンを行われることが多く、自分が発表する場合は上級医から治療法や鑑別診断についてフィードバックいただくことが出来ます。また他の先生方のプレゼンを聞き、自分ならどう動くかを考えながら今後の診療に役立てています。経験したい症例や手技をカンファレンスで情報収集し、1日の業務内容が決まります。

倉敷中央病院に入職して良かったと感じることは?

 研修医1年目という医師人生の早い段階で志望科である脳神経外科をローテートし、真に尊敬出来る先輩方と出会うことが出来ました。脳神経外科の研修はオーベン制が採用されており、2ヶ月間オーベンの指導のもとで脳卒中対応や手術、周術期管理について学びます。初学者が注意を要するガイドラインの記載や臨床試験結果を専門医がどう解釈しているかなど、今後1人で対応するにあたって必要な知識を指導頂けただけでなく、書類や事務仕事を含めて真摯に業務へ取り組む姿に、脳外科医としての生き方も学びました。ロールモデルとなる先輩と出会い、最大限研修に生かせる点も当院の魅力です。

入職前のイメージと違った点、大変だったことは?

 入職する前に持っていた倉敷中央病院のイメージは、初期研修だからこそ目の前の仕事を丁寧に行うことを重視しており、患者さんはもちろん研修医にも優しい病院だと感じていました。入職してからもイメージと異なる所はなく、救急科の研修では、週3回研修中に困った症例についての上級医からフィードバックがあり自身の診療を振り返り、次の診察へ活かす良い機会になりました。大変だったことは、基本的に2カ月ごとにローテーションする診療科が変わり、個々の診療特性と雰囲気に適応しなければならないことです。患者さんの診るポイントや書類の作成のルールなどにも微妙に異なる部分もあるので、毎度慣れるのに苦労しています。

初期研修で心がけていること

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 自分の意見を持つことを大切にしています。当院は教育体制がしっかりしており、上級医にすぐに意見を求めることが出来てしまいます。分からないことをすぐに聞くのではなく、判断に迷った時には、情報収集して自分なりの答えを上級医に提示するように心がけています。初期研修中に検索能力と効率を上げることで、調べれば分かることを増やし、出来る範囲を増やしていきたいと考えています。

休日の過ごし方

 平日は病院で過ごしている時間が多いため、ドライブやキャンプなど自然に触れ合う時間を大切にしています。写真は富士山でキャンプをした際のものです。当院は基本的に週休2日で、業務時間外の病院呼び出しはありませんので、仕事を忘れてストレスなく休日を過ごすことができます。

学生時代を振り返って

 学生時代は海外の医療体制に興味があり、留学してみたいと考えていました。医師国家試験などの基本的な医療知識は早期に完成させ、大学の留学プログラムでトロント小児病院へ留学しました。世界で活躍する医師と交流し、日本よりも密に連携した海外のチーム医療を経験することで、今後の医師人生に活かせることを沢山学びました。今となっては学生時代に色々な事柄へ挑戦していてよかったと思います。

医学生へメッセージ

 当院はどの診療科も数多くの症例を経験でき、後期研修プログラムも多数有しております。実際に働いてみてから進路を決めたいと思っている学生さんも、ある程度はシーリングを気にせず研修を行うことが出来ます。是非一度見学に来てみてください。

2024年度採用 初期臨床研修医の声