ロングパルスアレキサンドライトレーザー、ルビーレーザーのレーザー機器、ラジオ波ナイフを備えています
脱毛: ロングパルスアレキサンドライトレーザー(Gentleレーザー)を用いた治療です。処置時間は範囲によりますが、5~30分ほどです。痛みは輪ゴムではじかれたような痛みがあります。レーザー脱毛は医療機関のみで受けていただくことの出来る信頼性の高い治療です。永久脱毛になるかどうかは十分に検証できていない面もありますが、医療機関でのレーザー脱毛は、活動している黒色の毛根を破壊する治療であり、破壊された毛根は再生されず、3~5回の治療で硬毛の大部分が消失し、数年間発毛がみられないことが確認されています。毛には成長(活動)のサイクルがあり、個人差がありますが、発毛の時期を見て定期的に4~6回以上の照射を必要とすることが多いです。発生頻度は低いですが、軽度のやけど状態になり、体質によっては色素沈着が生じる可能性があります。なお、産毛、白髪には脱毛効果は期待できません。
あざ、しみ: ロングパルスアレキサンドライトレーザー(Gentleレーザー)、ルビーレーザーを用いた治療です。処置時間は範囲によりますが、数秒~数分ほどです。痛みは輪ゴムではじかれたような痛みがあります。レーザーにより皮膚表面の着色部分を焼灼する治療です。通常、浅いやけどのような状態となり、1~2週間、照射部位に軟膏を塗っていただく必要があります。そのため照射部位のお化粧はできませんが、その他の部位には行っていただくことができます。効果が不十分であり、レーザーの設定を変更し、再度照射を要することもあります。照射部位のやけどが治った後には、通常1~3ヶ月ほどの経過で、一時的な赤みのある時期やその後の色素沈着が生じ、さらにそれが消退することで、外観が落ち着いてきます。発生頻度は低いですが、色素沈着が消退しにくい体質の方もおられます。通常、照射部位が傷跡になることはありませんが、擦れて傷が深くなってしまい、治るのに時間がかかった場合などには、傷跡が生じる可能性はあります。10日~2週間ほどしても傷が治らない場合は受診していただく必要があります。
ほくろ: 高周波メスであるラジオ波ナイフでの治療となります。ほくろは、しみと比べるとより深い部分まで黒色の部分があり、その部分をラジオ波ナイフで削り取ることになり、傷跡として治癒します。痛みを取るため、治療部位に注射で局所麻酔を行う必要があります。削り取った後は洗顔後などに軟膏を塗っていただく必要があり、2~3週ほどで傷が治ります。傷が治ったばかりは赤みがありますが、3ヶ月~1年ほどかけて落ち着いてきます。通常、落ち着いた傷跡であればホクロほど目立たないでしょうが、傷跡は必ず残ります。発生頻度は低いですが、傷跡が落ち着きにくい体質であれば、盛り上がった傷跡が残ることもあります。
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