小宮副院長の部屋 後編

小宮副院長の部屋 後編

倉敷中央病院副院長 
小宮 達彦 先生
・日本外科学会専門医、指導医
・日本胸部外科学会指導医
・心臓血管外科専門医、修練指導者
・臨床修練指導医

出身地:東京都
好きな食べ物:パイン味のかき氷、
スパイスカレー
趣味:自転車、読書

医療機関同士の協力が不可欠

小宮副院長:

倉敷の場合、循環器は地域の医療機関との
連携ができていたじゃない?
循環器疾患を疑ったら倉中いけって。
倉中へ来たら絶対に良くして帰すというのが最大ミッション。
断るなんてものはあり得ない。

満床だからとか手術やってるからというのは
循環器ではなかった。大変だった。
だから非常時と一緒ですよね。手術していたって受ける。
急を要する患者さんが3人来たこともあるから。

小宮副院長:
それは、やっぱりみんなで分担しようという時代だから。
緊急手術っていうのは当時絶対やるっていうのが。
手術室も麻酔科も受けてくれたけど。

岡山というか、
日本の医療をどんな方向にもっていくかといえば、
青写真は国が作ってるかもしれないけど、
急性期、超急性期が何床必要だとかは、
試算はしてくれるじゃないですか。
でも試算通りにはなかなかいかないじゃないですか。
そんな権限もないし。
だから病院を集約化しなければうまくいかない。
地域の病院で協力しないとね。

人生を豊かにする多彩な趣味

小宮副院長:
子供が成長すると自分だけの時間になって。
はまったのが映画。これは無茶苦茶はまりましたね。
BSができて、昔の映画を録画しておいて。
時間があるときに見るんですけど、年間100何本観た。

小宮副院長:
それまではディズニーとかジブリとか子供の
楽しい映画しか見たことない。
何十年分の映画が録画で見放題ですよ。
もうあんまり見るものはなくなってきた。

小宮副院長:
映画を堪能したので、次は電子書籍のKindle(キンドル)での読書。
(図書が入ったタブレットを見せていただき)
めちゃくちゃジャンル広いですよ。

小宮副院長:
100冊以上ですよ。
Kindleにしてよかったなって思ったのが、
紙の本が多すぎて、家の本棚が潰れたんですが、
Kindleにしたから本を処分できてね。
買い取ってくれるっていうから取りに来てくれたんですよ。
大した値段にはならないけどね。
Kindleだったら全然増えないし。
また読めるじゃないですか。
もう一回読むこともあるんですよ。

あれはどうだったかなとかね、あるじゃないですか。
音楽と図書がコラボしたやつ、これ絶対いいなと思うんですよ僕は。
本読みながら曲の話出てきたりするじゃないですか。
聞いてみたいじゃん。タップするだけで聞けるんだよ。
音楽もいろいろ聴きたいのがあるから
アマゾンミュージックも会員になって。
本を読んでいてこの曲はなんだ?ってなったら聴けるんです。

歴史ものはめちゃくちゃ好きですね。
元々はミステリーが好きなんですけど読みつくしてしまって。

東京で学会があるとき、
朝できれば日の出前に起きて散歩に出かける。
東京ってのは谷がいっぱいあって
渋谷とかって本当に谷なんですよ。
昔から岬とかは神社になっていて。
昔住んでいたんだけど歴史を知ってから、
改めて歩くと歴史を感じて面白い。

やっぱり知らないことを知ることが大事なんですよね。
そう意味で知識持ってから行くと面白いんですよ。

市民へのメッセージ

小宮副院長:
ぼくの外来では患者さんには満足して
帰ってほしいなって思いがあるので
3分だけの診療とかには否定的なんだけどね。
やっぱりせっかく来たんだから何か有意義な話ができたらねって。

心臓血管系でいうと、
メタボリック系とか糖尿病になる前の段階で
どうするかっていう人にいろいろ話をしてあげたいな。
糖尿病も成功体験があると、もう無理って人にも希望が持てる。
結局は食べるのを抑えるか運動するか。
そこをストイックに考えず、楽しくする。
どっちの方があなたができそうかっていう。自転車とかいいですよ。

備中国分寺五重塔にて

心臓血管外科メンバーでしまなみ海道をサイクリング

まあ走るのがいいですよね。
僕は走るのは嫌いなんですよ。自転車だと楽しい。
興味をもってお城巡りしたりね。
大体自転車で50キロぐらい走るとエネルギー切れで走れないんですよ。

小宮副院長:
時間平均は17~18キロなんで大体3時間

渋川まで行くと40キロで、宇野まで行くと50キロ。
こないだの日曜日は総社からずっと西に行って、山になるんですよ。
鬼ヶ嶽温泉とか、そこから美星町。
これまた50キロ行って朝市で朝ごはん。
そうすると自転車をやれば運動できるし食べる楽しみもできますよ。
80~90キロ走ると消費カロリーが
2000キロカロリー超えてくるんですよだから食べられる。

この完走証は四国一周完走した時のもの。一日100キロ10日間かかる。
これやった感あるよね。
写真で着ているのは四国一周ジャージで、
これ着てる人を見るとお前もかって。

一気に食べるとインスリンが間に合わず血糖値が上がる。
でも、食べ方を工夫すれば血糖値を考えられる。
晩酌式の食べ方が良い。ゆっくりおいしいものを食べる。
ご飯は最後でつまみをちょびちょび食べる。
いいものを少量食べましょうってことだよね。
いいものを愛おしんで少量食べるのがいい。

小宮副院長、
多彩な趣味をお持ちで、お話が面白かったです!

貴重なお話をありがとうございました!