
倉敷中央病院
脳神経外科・脳卒中科主任部長
兼 手術センター センター長
沈 正樹 先生
・日本脳神経外科学会専門医
・日本脳卒中学会指導医・専門医
・日本脳卒中の外科学会技術指導医
出身地:京都府
好きな食べ物:タン塩・笹かまぼこ
趣味:大谷選手の試合観戦

これからの脳卒中医療
以前と比べて、複雑な疾患の患者さんが多くなったなど変化はありますか。
沈先生:
団塊の世代が平均的な年齢層になります。
今80代がかなり増えています。

患者さんの高齢化ですね。
沈先生:
他科との連携も大事です。
特に循環器内科、心臓血管外科、糖尿病内科もですね。
脳卒中は時間との戦いでもありますね。
独居の方だと同意をいただくのも大変です。
1分1秒を急ぎますね。
沈先生:
そうなんです。
これからもっと問題になってきますね。
今後は「治す治療」ではなく「支える医療」に切り替えになっていくでしょう。

そういった場合は、地域の医療機関へお願いすることになるんでしょうか。
沈先生:
支える医療は当院ではなく、地域密着型の病院の役割ですね。
在宅医療も今後はシフトしていきますよね。
それぞれの医療機関の役割分担を生かしていけたらいいですね。
まさに地域医療エコシステムの考え方ですね。

沈先生:
すごいと思いますよ。
山形先生が構築した地域連携のベースがありますから。
なかなかこれだけ地域連携の体制を作れないと思うんですよね。
脳神経外科をはじめ、初期から連携を始められていた
診療科から徐々に他科にも広がっていっていますね。
沈先生:
そうなんです。循環器内科が大きいですよね。
リーダーとして地域連携を作ってきた土台に
整形外科や脳神経外科が乗っていると思います。
先人の先見の明じゃないですか。

倉敷ならではの地域連携の強み
倉敷ならではの地域連携でいいところはどこでしょうか。
沈先生:
カンファレンスに来てもらっているのは大きいです。
主要な連携病院が来てくれているので、情報交換がしやすいですし
フラットな意見を言い合えます。
他院だけどチームのメンバーという感じですね。
沈先生:
そう。本当に近いところにおられる感じです。
継続してきてくださるのは本当にありがたいですよね。

脳卒中相談窓口の今と未来
地域病院といえば、脳卒中相談窓口がありますよね。
※脳卒中相談窓口:脳卒中の患者さんやご家族が、病気・リハビリ・生活・介護・制度 などについて気軽に相談できる専門窓口です。医師・看護師・医療ソーシャルワーカーなどの専門職が対応します。大学病院や中核病院、地域の医療機関、公共施設等にあります。予約不要の場所もありますが、病院によっては予約制の場合があります。
当院の脳卒中相談窓口についてはこちら▼
https://www.kchnet.or.jp/community/stroke-consultation/
沈先生:
はい。発展していくべきだと思いますし、
裾野はやっぱり広がっていかないと。
メインはやはり回復期を担う地域密着病院ですね。
全国で多職種連携の動きができてきていて
将来的には機能していくようになると思います。
市民の方に脳卒中相談窓口のことを広く知ってもらえたら良いなと思います。
沈先生:
誰でも相談できる受け皿がありますが、
もうちょっと身近な病院にもできていくという感じですね。
介護申請の相談については、患者さんに近い側の病院で対応する方が
患者さんにとってもいいですよね。
脳卒中は今まで元気だったのに
急に介護が必要になる方も多いので、
何から始めたらいいのかわからないことだらけですね。
沈先生:
家族の方も戸惑うことがありますね。
高齢者支援センターも地域が基本ですし、
相談窓口もそういう地域中での一つとして
機能していくようになると思います。
患者さんや家族さんの通いやすい
便利なところにあるのがいいですね。
その方が患者さんも安心ですね。
プライベートについて
プライベートのことをお聞きしたいと思います。
お好きなことはありますでしょうか。
沈先生:
実は野球をしていたので野球が好きなんです。
ポジションは大学時代はセンターでした。

大学時代、野球部で活躍する沈先生
そうですか!肩がお強いんですね!
沈先生:
肩と足には自信はありましたけどね。
働きだしてからはやっていません。
今は観る方ですね。
もうここ数年は大谷選手です。
もう本当に大谷選手の活躍する時代に
生きられてよかったと思っています。

40年前に先輩から譲り受けた外野手用のグローブ
大谷選手!すごい活躍ですよね。
沈先生:
すごいです。ものすごいです。
観られる試合は欠かさず見ています。
うちの実家の両親は大谷君に合わせて生活しています(笑)
沈先生:
MLBが始まると、そうなんですよ。
朝も早く起きるし、大谷選手に合わせているんですよ。
私も朝五時に起きますよ。
でも最後まで観られなくて
朝8時のカンファレンスに行かないといけないので(笑)。
第一打席は観ていきます!
今年はWBCもあるので、寝不足になっちゃいますね。
先生、野球以外では運動はされていますか。
沈先生:
運動全般好きだったんですけど、
今はもう全然できてないですね。
家で怒られています(笑)
「自分で生活習慣をきちんととしてくれないと、年取って面倒見ないよーっ」て。言われます。
厳しいですね(笑)やはり、元気でいることが大切ですね!

お子様が小さいころの記念写真
沈主任部長、地域に根差した医療の重要性を
再確認できる貴重なお話をありがとうございました!
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