伊藤主任部長の部屋 前編

伊藤主任部長の部屋 前編

倉敷中央病院
整形外科主任部長
伊藤 宣 先生

・日本専門医機構認定整形外科専門医
・日本リウマチ学会専門医
・日本リハビリテーション医学会専門医

出身地:静岡県
好きな食べ物:卵かけご飯
趣味:ランニング・漫画

ご出身について

伊藤先生:
静岡県の磐田市です。天気が良く、
比較的温暖でゆったりした雰囲気の地域です。

もしやサッカーチーム「ジュビロ磐田」の磐田市ですか。

伊藤先生
そうです、詳しいですね。その磐田市です。
一号線に「サッカーの街 磐田」と書いてあるんですよ。
昔は今ほどサッカーが盛んではなかったけど、
静岡県は熱心にやっていましたね。

伊藤先生:
サッカーが熱心な地域なので、学校の昼休みに
男子はサッカーをしているとか、
サッカーの大会となれば盛り上がっていました。

伊藤先生:
部活動は、バスケットボールをやっていましたが、
休み時間はサッカーもしていました。

バスケットボール部に所属していた学生時代
(右から二番目に当院産婦人科 本田先生)

サッカー場にて

医師を目指した理由

伊藤先生:
強い希望があったわけではないのですが
高校生のときに医学部を受験してみようと思ったのがきっかけです。
父が内科の開業医で、医師は身近な職業だったからでしょうか。

伊藤先生:
兄が二人とも内科医なんです。
なので、内科医は興味があったのですが同じになるので
やめようかなと思いました。
あと、整形外科は全身を診るじゃないですか。
頭から足の先まで、全身を診たいなという想いもあり、
整形外科医になりました。
それに医学生時代、他の病院に研修にいったときに、
結構いい先生が多くて面白そうだなというのがありましたね。

伊藤先生:
そうですね。若い頃はリウマチを専門では
やりたくないと思っていたんですけど
たまたま留学して大学に帰ってきた時に、
リウマチの専門の先生が突然転勤してしまって
教授が困って、僕に「お前はリウマチをやりなさい」と言われて。
そう言われたからやり始めたんですけど・・・やり始めたらとても面白くて。

特に薬物治療がすごく変わった時期で、
いわゆるバイオとかが出てきたい時代です。
すごく面白いなと思い、結構はまってしまって、
それを今もやっているという感じでしょうか。

伊藤先生:
そうですね。
リウマチってそれまでほとんど何をしても
治らないという感じだったんです。
しかし、薬物治療で良くなるようになりました。

伊藤先生:
全身の慢性関節症を専門にしています。
慢性関節症は関節リウマチ、変形性関節症が主で、
整形外科も、脊椎専門、それぞれの関節専門、など専門分化していますが
リウマチや変形性関節症はどこの関節にも起きるんです。
いろんな関節をそれぞれ治療して、その人全体を治すという感じです。

医師になって印象に残ったこと

伊藤先生:
それはある膠原病の方の治療です。
全身の8個の大きな関節を手術しました。
要するに両肩と両股関節と両膝関節と両足関節です。
10年くらいかけて順番に手術しましたが、
ご本人は本当に大変だったと思います。
すごいお元気な方でした。
その方、その経験を本に執筆されて本を送ってもらったんです。
私も登場しています。

伊藤先生:
丁度、持っているんです。


整形外科は悪くなったところが良くなる、
歩けなかったのが歩けるようになる、という科なので
良くなった、と言われるのはやりがいですね。
この本を書かれた方は、本当に頑張られたと思います。

患者さん執筆の本を読む先生

伊藤先生:
そうですね。一般的な病院と比べて、専門家が揃っているってことですかね。
それぞれの分野の専門家がここまで揃っているってあんまりないですね。
個人的に言えば、医師だけじゃなくて皆さんよく働くなとは思います。

倉敷中央病院は三次救急で、すべての患者さんを受け入れるのではなく
地域の医療機関にお願いできることはお願いして
当院でしかできない専門的な治療は当院が引き受けるという、
体制が構築されているからですね。

手術室やマンパワーの問題、医師の働き方改革などを
乗り切りながらその点はうまくできていると思います。

転院、かかりつけに戻る意味

伊藤先生:
リハビリが得意な地域の病院で、
リハビリをしていただくことの意味があるんじゃないかと思います。
転院する前は皆さん不安だと言われるんですけどね。
だけど、転院してみたら皆さんそんなに問題ないなと思われると思います。


倉敷中央病院は急性期病院なので、早く退院しましょうと言われますが
リハビリ病院ではそうではないのでゆっくりできますよね。
ご自宅の近くの病院、また術後のリハビリをたくさんしている病院なら
患者さんにとっても安心だと思います。

伊藤先生:
人工関節の患者さんを診察しています。
その時に転院された患者さんの様子も伺いますよ。
連携先の先生とはよく情報共有しています。

今回はここまで。
次回も引き続き伊藤主任部長にお話を伺っていきます。

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