門田副院長の部屋 後編

門田副院長の部屋 後編

倉敷中央病院副院長 門田 一繁 先生

日本内科学会認定医、
総合内科専門医、指導医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
出身地: 愛媛県
好きな食べ物: 和菓子(つぶあん派)
趣味: 家庭菜園


前回に引き続き、
門田副院長にお話を伺っていきます。
前回は、病院・職種・診療科の連携について
お話しいただきました。

予防医療だからできるこ

門田副院長:
診療科の枠組みを超えた連携の話だけど
循環器内科も今、
併発しやすい糖尿病内科や腎臓内科と
かなり連携してるんですよ。

症状が落ち着いたら
地域のかかりつけ医へ紹介するけど、
循環器内科からかかりつけ医へ
というケースだけでなく、
複数の疾患がある人は、同じ病院内でも
他の診療科と連携して診断・治療のやり方
含めて、地域の医療機関へ引き継ぐ、
いうのが、うちの病院のやれることやし。

なるほど。
診療科同士の連携をとった方が
ずっと効果が大きいですね。
糖尿病や腎臓病は、循環器疾患と比較して、
けんしんで早期に見つかる場合が
多いのでしょうか?

門田副院長:
うん。
糖尿病患者さんとか、腎臓病患者さんって、
めっちゃくちゃ多いんやもん。
心筋梗塞とか心不全心以上に。

糖尿病にしても腎臓病にしても、
心筋梗塞とか脳梗塞とか心不全を併発して
亡くなることが多くて。

その併発を防ぐために、
いかにして糖尿病・腎臓病を
あらかじめ薬で予防することができるか、
ということが非常に大事になってきてるね。

逆に言えば、
心臓病の患者さんも、
糖尿病や腎臓病のことも考えながら、
治療しないといけないから。

私も、倉敷中央病院付属予防医療プラザ
(※けんしん、ドック施設)
に行って診療しているんだけど。

「けんしん」の大きな目的って、
がんの早期発見と、動脈硬化の予防でしょ。

動脈硬化に関しては
予防して発症させない、
ということができるから、
受けていただいた人にとって、
意義は非常に大きい。

「けんしん」の意義を理解して、
受診する方が増えてほしいですね。

門田副院長:
うん。
倉敷中央病院の強みは、予防医療から、
ここでしかできないような
カテーテルの最先端治療まで
対応できるところだよね。

ただそうは言っても、
循環器疾患っていうのは、
基本的に完治しないんだよね。
生活習慣改善など、
長期的に取り組む必要がある。

長期で取り込むということは、
地域のかかりつけ医と
連携することが重要だから。

食から健康を考える

門田先生の趣味や、休日の過ごし方は?

門田副院長:
家庭菜園をやってるのよ。

そうなんですか!

門田副院長:
うん。
で、ほとんどの野菜を植えてきた。
スイカ、大根、ごぼう。
トマトは当然やけど、メロンも植えたし。
とうもろこしも植えたよ。
大根はなかなか大変やった。
土深く掘らんといけんから。

それは、おうちのお庭ですか?

門田副院長:
おうち。
庭の一角を、山土とか
いろんな土入れて。
ほぼすべての果物・野菜は植えました。
ジャガイモも。

それはおうちで食べる用に?

門田副院長:
うん。
野菜って、同じ野菜を
毎年同じ場所に植えると駄目なので、
毎年種類を変えて。

でも今はちょっと忙しすぎて
あんまり植えてなくて、
トマトとかピーマンなんやけど。

あと最近は料理をせんといかんのかなと。

へー!何を作られてるんですか?

門田副院長:
いろいろ作ってんや。そこそこだよ。

だけど、まだまだあまり言えないんだよ。
モヤシ炒めとか、野菜炒めとか。

最近の冷凍食品とかすごいけど、
でもやっぱり自分で作ったほうが
美味しいのがわかりましたよ。

肉を買ってきて、キャベツを切って・ ・ ・。
でも、なかなか味まで到達できなくて。

レシピ見て作られるんですか?
それとも自分の大体の感覚で?

門田副院長:
ちょっと奥さんに聞いて。

そうなんですか!

門田副院長:
僕は健康のために歩いているんだけど、
自分の食事を考えることも大事なのかな、
と思ってて、
これからも続けようと思うのよ。

でも最初の1、2回目の野菜炒めは、
めちゃくちゃ辛かった。

失敗しちゃったんですか。
では、最近の趣味は料理ということで。

門田副院長:
ちょっとだけね、料理は。

でも「食」は大事やと思う。
だって今後の人生、
どうなるか分からんじゃん。
外食するよりは自分で料理を作れる方が
良いのかなって。

最近の発見というか、
料理を含めた家事を
できるようにしとかないといかん。

料理はやっぱりできるといいかなあ。
まだまだ自慢できるほどの料理じゃないけど
なんとか食べられる料理はちょっと増えた。

食らべれる料理を作れたら
いいんですよ(笑)。

門田副院長:
面白いね。
ここにきて、こんなことするとは
思ってなかったよ。

でも、食事というのは大事。
自分で作りたてのものを食べると、
薄味でも美味しいよ。

できたては違いますよね。

門田副院長:
できたて違うよね?
下手な料理だけど美味しいよね。

今後チャレンジしたい料理はありますか?

門田副院長:
まだまだだけど、
でもやっぱり凝った料理かな。
煮物とか。揚げ物、天ぷらとか。
そういうところまでいけたらなあ、
と思うけど。

なかなか、まだまだです。

素敵ですね。

門田副院長:
今は、焼きそばくらいだからね。
まあ、でも焼きそばはね、
うまくいきましたよ。
それはYouTubeで作り方をちょっと見て。

ああ、YouTubeは調べたら
なんでも出てきますよね。

門田副院長:

最初の1回目は作り方を覚えて。
2回目は、そばにお水を掛ける感じとかね。

はい、はい、はい。ほぐして。

門田副院長、
面白いお話をありがとうございました。
次は福岡副院長のお部屋にお邪魔します。
皆さんお楽しみに!