ジュニアレジデント 医局紹介
ジュニアレジデント 医局紹介
2022年4月、ジュニアレジデントの医局がリニューアル。
フリーアドレスを導入し、枯山水・日本庭園をコンセプトにシンプルで落ち着きのあるデザインになりました。
中心となって進めてきたのは、現在初期臨床研修2年目の医師2名です。
既存の備品も利用しながら、空間の有効活用、業務効率向上、コミュニケーションの促進など多数の工夫がされています。
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/04/im_medicaloffice01-1024x448.png)
BEFORE
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice08.jpg)
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice09.jpg)
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice10.jpg)
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice11.jpg)
当院では、以前から約60名の初期研修医専用の医局を備えています。
広さは十分ですが、共用エリアにも荷物や本があふれ全体的に雑然としている、個人のデスクは物置と化しておりソファーやパソコンコーナーにのみ人が集まっている、多数の掲示で見栄えが悪い上に情報伝達の効率が悪いなどの課題がありました。
AFTER
集中できる場所
パソコンコーナー
パソコンコーナーの床は
緑のカーペットがアクセントに。
初期研修医専用の空間で
集中して業務に取り組めます。
隣席との区切りがないため、
画面を見ながら
研修医同士の意見交換も。
病棟やトレーニングルームの
パソコンも使用可能です。
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/04/im_medicaloffice02.jpg)
ワークスペース
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/04/im_medicaloffice04.jpg)
窓際の明るいエリアには
電源付きのデスクを設置した、
個人デバイスの利用も可能な
ワークスペース。
壁に面したカウンター席は
一人で集中したいときにも。
人が集まる場所
ミーティングコーナー
モニターや椅子が設置された
ミーティングコーナーには
疲れた体を癒す
大きなソファも設置。
カンファレンスや休憩など
さまざまな用途に使用できます。
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/04/im_medicaloffice03.jpg)
私物はすっきり収納
パーソナルロッカー・更衣室
![パーソナルロッカー](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice05.jpg)
メールボックスを兼ねた
自分専用のロッカーは電源付きで
スマートフォンやタブレットの
充電が可能。
鍵付きで貴重品も安全に
管理できます。
白衣は更衣室内の個人ロッカーに
スリムに収納。
女子更衣室の入り口は
オートロックで
暗証番号キーを導入しています。
担当初期研修医の声
当院では、職員数が増加するなかでのスペースの確保や、職員の増減に伴う什器や機器調達のコストの削減などを目的として、
フリーアドレスの検討を開始しました。
その先駆けとして、整理整頓などの課題があり、情報管理の視点からもハードルの低い初期研修医の医局で導入することに。
実際に利用する初期研修医の意見を取り入れて良いものにしようと、中心メンバーに選出された2名に話を聞きました。
デザイン・コンセプト
初期研修医がデザインを担当
医局全体のデザインを担当しました。
元々、インテリア雑誌やカタログを眺めるのが好きで、趣味でデザインの勉強をしていました。研修医として働くなかで、自分の考えたものが今回のように形になるチャンスがあるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
コンセプト「枯山水・日本庭園」
せっかくデザインするなら少し変わったものを取り入れたい、また、研修医から挙がった「落ち着いた空間にしてほしい」という意見を反映させた空間にしようと、オフィスには珍しい和モチーフを取り入れることにしました。
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他職種とのかかわり
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice13.jpg)
初期研修医の意見を尊重
今回の企画は、情報システム部、施設環境部、購買部、総務部などの事務部門の職員と一緒に進めてきました。
僕たち初期研修医は、レイアウトやデザインのプロではないし、費用のことも詳しくありません。それにもかかわらず、他職種のみなさんは、実際にその部屋を使う僕たちの意見を積極的に取り入れようとしてくれました。意見を言いやすく、難しい部分はしっかり訂正してくれ、研修医にとって大事なことは尊重してくれて感謝しています。
日頃のかかわりが少ない、施設を支える各部署の方々とのつながりを持てたのは視野が広がってすごく楽しく、面白い経験でした。
新しい医局
自然光の入る明るい医局
新しい医局は、荷物が整理整頓されてきれいになり、窓から自然の光がたくさん入ってくるようになりました。部屋自体の見通しが広くなって、とても過ごしやすいです。
以前は、奥に2年目、手前に1年目と明確な棲み分けがありましたが、今はそれがないので、みな気兼ねなく交流できています。今後は、1年目、2年目の垣根なく仲の良い関係を築いていきたいです。
一方で、例えば収納や机が足りないなどまだ改善が必要かなとは思っています。
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医学生のみなさんへ
![](https://www.kchnet.or.jp/resident/wp-content/uploads/2022/06/im_medicaloffice15.jpg)
研修医もチャレンジできる環境
院長を筆頭に、倉敷中央病院全体で「時代の流れに合わせて新しい試みにチャレンジしよう」という精神があるからこそ、今回フリーアドレスを実現することができたと思います。
今回の企画に限らず、研修医がたくさん意見を言えるような環境が整っています。面白いことをしたい医学生は、ぜひまずは見学に来ていただいて、同じ環境で働けるといいなと思います。
見学では医局もご案内します。ぜひ一度、見に来てください。
ジュニアレジデントの医局を皮切りに院内で広まりつつあるフリーアドレス。
現在は救急科の医局にも導入し、空間の有効活用、医師同士のコミュニケーションの促進などの一助となっています。