新人看護師としての1年間は、学びと成長の連続です。看護の土台を築くことができるよう、注射・採血、褥瘡ケア、フィジカルアセスメント、薬物療法やチーム医療に関わる実践的な内容を体系的に学びます。
多職種との研修で、職種を越えたつながりが得られるのも、当院の特長です。このページでは、新人看護師の1年間のスケジュールをご紹介します。
入職から2か月
- 多職種合同研修
- 看護技術の習得
(注射、採血、末梢確保、与薬の方法、医療機器の操作、輸血、血糖測定、吸引、経腸栄養法、導尿、膀胱カテーテル留置、褥瘡予防、心電図など)


3-6か月研修
- フォローアップ研修
- 薬物療法、インスリン療法
- フィジカルアセスメント
- 入院時初期評価
- 嚥下障害・栄養管理
- 褥瘡評価
- 認知症ケア


半年目以降
- アレルギー
- 麻薬
- 眠剤
- 抗凝固薬
- 酸素ボンベ
- 放射線暴露防止
- 看護と倫理
- 抗がん剤


年度末
- 1年の振り返りと次年度の目標の共有


多職種合同研修
看護師だけではなく、薬剤師や臨床検査技師、理学療法士や事務など、さまざまな職種と話し合う機会が増え、顔見知りができることで互いの働き方への理解が深まり、日常業務でのコミュニケーションも円滑になります。職種ごとの考え方の違いを知ることで、それぞれが自身の現場で患者を支える重要な存在であることに気づき、同じ病院の仲間としての自覚も芽生えます。このような横のつながりは、当院が推進する職種間の垣根を越えたチーム医療の基盤となります。

