地域医療のリーダーになるための、戦略的キャリアパス

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新プログラムが医師キャリアにもたらす可能性

2026年度から導入される「医師臨床研修における広域連携型プログラム」は、医師の地域偏在を解消し、医師少数県での医療提供体制強化を目指すものです。当院は札幌医科大学教授で総合診療科科長の辻 喜久先生(当院OB)にご協力いただき、このたび北海道の2つの公立病院を派遣先とするコースを新設します。
人材開発センター長である福岡 敏雄副院長と辻先生に、研修先の特色やプログラム導入への期待を伺いました。

地域医療のリーダーになるための、戦略的キャリアパス

地域医療に情熱を持つあなたに

北海道の江差病院・紋別病院と倉敷中央病院による画期的な研修プログラムをご紹介します。地域医療に情熱を持つあなたに、2年間で両方の世界を経験する貴重な機会を提供します。

地域医療を極めるための最適ルート

地域医療の基盤

北海道の地域病院で、患者さんの生活に寄り添う全人的医療を体得

急性期医療の知見

倉敷中央病院での研修で、最新の診断・治療技術と専門的視点を修得

このプログラムが地域医療を志す医師に最適な理由

地域医療の現場では、限られた資源の中で幅広い判断が求められます。

倉敷中央病院での経験は、難度の高い症例や高度医療の実際を学ぶことで、地域での診療に活かせる「引き出し」を増やします。どのような患者さんをいつ高次医療機関へ紹介すべきか、的確に判断できる視点が身につきます。 また、高度急性期病院と地域病院の連携の実態を両方から経験することで、将来地域医療のリーダーとして活躍するための広い視野を養えます。

そんな医師としてのスタートは、将来必ず価値のあるものになると思います。

研修中は、江差病院・紋別病院での指導に加え、札幌医科大学とのリモートカンファレンスや当院教育研修担当医師による定期的なフォローアップ面談など、安心して研修に臨める体制を整えています。

本コースで得られる学び

  • 1最先端と最前線。異なる医療現場で磨く確かな臨床力

  • 2"点"ではなく"線"で診る。二拠点での研修で医療の本質を学ぶ

  • 3診る力、聴く力、支える力。学び取る力を身につけバランス感覚に優れた医師となる

Special Contents

なぜこの「二刀流」が必要なのか

倉敷中央病院では最先端の医療技術と専門的知識を学び、北海道では患者さんの生活環境に根ざした医療を学びます。対照的な二つの環境での経験から、医療の全体像を把握できる、バランス感覚に優れた医師となる基礎を身につけられます。

現役初期研修医に聞いてみた!

新たな選択肢「広域連携型プログラム」の印象、感じた魅力、1年目で準備しておくべきと感じたことなど、現役の初期臨床研修医に聞いてみました。どんな反応があるでしょうか?

北の大地で君を待つ、無限大の伸びしろ

Cooperating Hospital 01

北海道立江差病院

〒043-0022
北海道桧山郡江差町字伏木戸町484番地
電話番号:0139-52-0036
FAX:0139-52-0098
URL:https://esashi.hospital.pref.hokkaido.lg.jp/

Cooperating Hospital 02

広域紋別病院

〒094-8709
紋別市落石町1丁目3番37号
電話番号:0158-24-3111
FAX:0158-24-3112
URL:https://www.mombetsu-hospital.jp/

二つの世界で学び、一人の医師として成長しよう

札幌医科大学附属病院の完全バックアップにより、倉敷中央病院と北海道の江差病院・紋別病院による新たな研修プログラムが誕生しました。2年間の研修期間のうち、2年目の半年間を北海道の地域医療の現場で過ごす独自のカリキュラムです。
研修時期や研修先病院は、初期研修医1年目に希望・将来像、研修達成度などを基に調整し決定します。

カリキュラム内容​

  • 1年次に内科24週、救急4週、麻酔4週、産婦4週、外科4週、小児科8週
    2年次に連携病院での広域研修24週(救急4週・地域4週を含む)、精神4週を必須科目とする。残りの期間は選択研修期間とする。
  • 1ブロックを4週+予備日数とし、1年を12ブロックとして研修を実施する。
ローテートパターンA

ローテートパターンB