研修名 | 目的 |
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看護観の育成 | 自己の看護姿勢を振り返り、看護観を育成する。 |
自己理解・他者理解とアクティブリスニング1 | 他者との関係のなかでの自己を知り、豊かな感性を身につける。 |
自己理解・他者理解とアクティブリスニング2 | 他者との関係のなかでの自己理解を深め、他者とのかかわり方について前向きに考える。 |
当院では、看護師一人ひとりの成長とキャリア形成を大切にしています。「ハイレベルケアナース」制度をはじめ、専門看護師や認定看護師、特定行為実践看護師など、専門性を高めながら看護の質向上を目指すことができます。このページでは、当院が支援するキャリアアップの仕組みをご紹介します。
新人からのチーム医療
現場でいち早く活躍できる看護師を目指し、当院では1年目からチーム医療に参加します。先輩看護師とともに、研修だけでなく多職種によるカンファレンスや回診にも同行し、さまざまな看護観を養います。
チーム医療の中で、より専門性の高い学びに触れ、体験を通じて実践的に学ぶことで、新人看護師の成長を力強くサポートしています。
2年目以降の
院内研修について
看護と対人関係
分析的思考
研修名 | 目的 |
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論理的思考に基づく文章作成1 *2年目必須 | 文章を書くのに必要な論理的思考力を養う。 |
論理的思考に基づく文章作成2 | 看護実践を言語化するのに必要な論理的思考力を養う。 |
フィジカルアセスメント2 | 事例による総合的なシミュレーションを通して、症状・徴候から緊急度や状態を推論する知識・技術・態度を養う。 |
フィジカルアセスメント3 *3年目必須 | 事例による総合的なシミュレーションを通して症状・徴候から緊急度や状態推論をする知識・技術・態度を養う。 |
エビデンスに基づいた看護技術2 | 日常生活についてエビデンスに基いた看護を実践するための知識・技術・態度を養う。 |
看護理論と看護過程1 | ロイ適応看護モデルを通して、看護理論と実践のつながりを理解する。 |
看護理論と看護過程2 | 日々の看護実践を理論を活用して意味づけし、看護の価値を考える。 |
看護研究1 (論文の読み方と文献検索) *主任昇格要件 | 看護研究論文を読むことを通して、分析的思考の能力を養う。 |
看護研究2 (研究に取り組む) *係長昇進要件 | 看護を科学的に追究する能力を養う。 |
組織運営・リーダーシップ
・育成力
研修名 | 目的 |
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2年目職員としての役割・期待を理解し、主体的な行動につなげる。 多職種でのコミュニケーション力を向上させ、協働してチーム医療に携わる。 | 2年目職員としての役割・期待を理解し、主体的な行動につなげる。 |
リーダーシップ1 *副主任昇格要件 | 多職種でのコミュニケーション力を向上させ、協働してチーム医療に携わる。 |
リーダーシップ2 | リーダーとしての役割を知り、組織の目的のためにリーダーシップを発揮するための知識・技術・態度を養う。 |
リーダーシップ3 | 変革リーダーシップの原則を日常の組織活動に活かせる能力を養う。 |
看護の質評価 | 看護師が提供する看護サービスについて考え、自部署の質を高める能力を養う。 |
キャリアデザイン | 自分自身のこれまでの歩みを思い起こし、その意味づけを行い、将来を展望する手がかりを得る |
実地指導者 | 実地指導者の役割を理解し、積極的に新卒看護師教育に参加できる |
フィジカルOJTナース育成 | スタッフのフィジカルアセスメント能力を育成する能力を養う。 |
【多職種】 メディエーション | 患者さんとの対応、医療現場でのさまざまなトラブルに対し、よりよい対応のスキルを習得する。 |
【多職種】 チームSTEPPS1入門編 | 医療メンバーが、より質の高い医療を提供するのに必要な、チームの機能を向上させるための技術を身につけ、ノンテクニカルスキルを高める |
【多職種】 チームSTEPPS2実践編 | 実際にフロントで発生した事例をもとにチームSTEPPSの活用を学ぶ |
【多職種】 チームSTEPPS指導者養成 | より質の高い医療を提供するために必要な、チームの機能を向上するためのノンテクニカルスキルのひとつであるチームSTEPPSを学び、組織で活用できるよう指導、促進してくスタッフを育成する |
【多職種】 マネジメント | 管理職に期待される役割・責務を適切に果たすため、その役割・責務に関わる理解を深めるとともに、必要なマネジメントの知識を体験的に習得する。 |
【多職種】 昇格者 | 病院全体の昇格者対象に実施 |
【多職種】 昇格者フォロー | ・前回研修後の職場実践結果を確認し、成功事例や失敗事例を共有化することにより、各自の課題を整理する ・チーム成果を確実にするためのSTARフィードバックを復習する ・今後リーダーとして率先して取り組むべき課題について話し合い、各自の職場状況に応じた目標・課題の設定と実行計画を立てる |
看護師長 | 看護本部主体で研修開催 |
医療安全
研修名 | 目的 |
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【多職種】 医療安全Ⅰ インシデントKYT導入編 | ・事例を通してインシデントレポートKYTの一連の流れを実践 |
【看護】 医療安全Ⅰ インシデントKYT導入編 | ・事例を通してインシデントレポートKYTの一連の流れの復習と演習 |
【看護】 医療安全Ⅱ インシデントレポートKYT応用編 | ・自部署の医療安全報告事例における問題点を掘り下げて考え、防止策を挙げることができる。 グループワーク |
【看護】 医療安全Ⅱ RCA研修会:基礎編 | 医療事故防止に向けて自立的に行動する RCA事例をもとに経時的な出来事流れ図作成 |
【看護】 医療安全Ⅲ RCA研修会:応用編 フォローアップ研修含む | 医療事故防止に向けて教育的視点でスタッフ指導を行う 自部署の重要事例のRCA分析 応用編受講翌年に、部署における医療安全の品質改善活動計画を立案し、実践から評価までおこなうことができる |
【看護】 医療安全Ⅲ 医療安全アドバイザー研修 | 安全の担保に髙い意識を持ち、未然防止・再発防止の視点で部署全体に貢献する インシデントレポートKYT:導入編・応用編、RCA研修会:基礎編・応用編の各研修会にアドバイザーとして2回以上参加(医療安全委員による評価あり) |
倫理
研修名 | 目的 |
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【看護】 看護と倫理2 | 倫理的感受性を育成し、倫理的問題に対し倫理的判断をする知識を学ぶ。 1.倫理的感受性を育成する。 2.臨床における倫理的問題に対し、倫理的判断をするための知識を学ぶ。 |
【看護】 看護と倫理3 |
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【多職種】 多職種倫理 | 1.倫理的に感受性を育成する 2.臨床における倫理的問題に対し、倫理的判断をするための知識を学ぶ |
トピックス
研修名 | 目的 |
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【多職種】 急変前対応 | 患者の急変の前駆症状を効果的に発見できる観察方法を習得する 。講義・演習にて患者の状態をアセスメントする |
【多職種】 AED/BLS | 必須:2年に1回 研修を受ける |
【看護】 インストラクショナルデザイン | 成人学習に適した研修デザインを企画・評価することができる。インストラクショナルデザインについて学習し、研修企画に活用できる |
【看護】 透析看護 | 血液透析を受ける患者の看護についての知識を高める。 |
【看護】 がん看護ベーシック | がん看護に必要ながんの病態や治療などを理解し、療養に伴う看護ケアを学ぶことによって、がん患者・家族への看護実践能力を高める。 |
ハイレベルケアナース
当院では、高度な知識と技術を備えたエキスパート看護師「ハイレベルケアナース」を養成しています。この資格は、一定の基準を満たして院内試験に合格した看護師のみに与えられるもので、看護の質の向上に大きく貢献しています。現場ではロールモデルとして活躍し、日々の臨床実践に加え、教育的指導にも取り組みながら、後進の育成にも力を注いでいます。
領域 | 内容 |
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PMT | 周手術の支援 外来での手術前問診 |
褥瘡ケア | 各病棟での褥瘡予防における看護支援 |
トリアージナース | 救急外来でのトリアージ |
がん薬物療法 | 化学療法やがんにかかわる薬物療法に対する患者ケア |

専門・認定・特定行為実践看護師とチーム医療の推進
さまざまな分野のリソースナースが、チーム医療の発展に貢献しています。
キャリア支援として、専門看護師・認定看護師などの長期院外研修(大学進学、認定看護師資格取得研修など)の支援を行っています。出張制度・休職制度・奨学金制度などの利用が可能です。
また、特定行為実践看護師は当院の研修施設で研修が受けられるように体制を整えています。
また、当院では、専門看護師、認定看護師、特定行為実践看護師などのスペシャリストを中心に、多職種が連携する「ボーダレス医療チーム」を編成しています。各専門分野の視点から患者さんを多角的に捉えることで、質の高い医療を提供しています。このチームは、院内回診やカンファレンスを通じて病院全体を対象に専門的な指導を行い、看護や医療の質の向上に貢献しています。
さらに、診療科の枠を超えて横断的に活動するチームでは、各職種がそれぞれの専門性を発揮しながら、スタッフ教育にも積極的に取り組んでいます。看護独自の専門性も活かし、ボーダレスな医療環境の構築を推進しています。