疼痛緩和・疼痛管理研修を開催しました
当院では訪問診療を開始して1年半が経過しました。入院患者さんだけではなく地域で暮らす方への疼痛マネジメントの力が求められています。そこで、倉敷中央病院でがん性疼痛看護認定看護師としてご活躍されている敷田順子氏を講師にお迎えして、9月7日に研修会を開催しました。32名の看護師が参加し疼痛の定義やメカニズムといった基礎的なことから、薬剤管理のポイントや看護師の役割についてご講義いただきました。痛みに対する情報収集を行い、身体面だけでなく精神面や社会面、スピリチュアル面への痛みにも目をむけ包括的にアセスメントしていくことが重要であると学びました。
今回の研修を通じて、がん性疼痛だけではなく痛みを抱える患者さんへの介入を見つめなおす機会となりました。非薬物的アプローチができるよう細かな観察とアセスメントに努め、家族へも配慮できるよう取り組んでいきたいと決意を新たにしました。苦痛を持つ患者さんへ寄り添った看護が実践できるよう努めていきたいと思います。