災害ボランティアに看護師2名が延べ10日参加してきました
能登半島地震で被災した恵寿総合病院(石川県七尾市)で当院の看護師2名が災害ボランティア活動をしてきました。3月1日~10日までの期間で一人5日ずつ参加しました。回復期病棟でのケア実践をはじめ、急性期病棟でのケアや手術室での器械だしなどを担当しました。物品などが不足している状況下で今あるもので行う工夫を知り、今後自分たちが災害に直面した時にどうすればよいかを考える上での学びとなりました。自分たちが本当に力になれているのか不安な中でのボランティア活動でした。しかし、現場の職員の方は被災者でもあり仕事が終わってからの生活にも疲弊されています。ボランティア派遣など外部から人が入ってくることが疲弊した職員同士の緩衝材になることや、職員や患者さんの体験談を聴くことが被災者の精神的なケアにつながっていると聞きました。自分たちが現場に行くことの意義を感じるとともに、少しでもお役に立つことができたのかと思いました。これらの活動が先細りすることなく被災地支援として継続していく必要性を感じました。後日院内で職員向けに報告会を行う予定です。