初期研修医 2023年採用-3

Profile

初期研修医(2023年採用)
出身大学:京都大学
総合コース
自分が望めば、好きなだけ自分のペースで学べる環境です。

研修先として倉敷中央病院を選んだ理由は?

 実は、第一希望の候補として悩んだ病院がもう1つありましたが、地域の基幹病院だからこその豊富な症例数と潤沢な設備を魅力に感じて最終的に当院を選びました。僕の志望科は血液内科で、5~6年生の頃は各地の血液内科を見学して回っていました。見学の際、当院の血液内科は医局の雰囲気が良く尊敬できる先生ばかりだったため「ここで働きたい!」と思いました。しかし、とある他の病院でも同じような感想を当時抱き、半年以上悩んでいました。家族や友人、先生に相談した末に、自分は「より専門的な技術を学びたいから倉敷にしよう!」と決めました。どういった医療を学びたいのかを考えて決めた結論でしたが、当院を選んでよかったと思っています。

実際の教育体制や環境はいかがですか?

 4月から1人の社会人として働き始めて気づいたのは、業務のやり方は大体自分1人では分からないということ、そしてその大体のことは先輩方、指導医の方々、他職種の方々が教えてくださるということでした。この病院は規模が大きく、医療を学ぶのに必要なモノは大抵の病院よりも揃っています。自分が望めば好きなだけ学ぶことが出来るこの環境は中々ないと思いますし、自分のペースで学びたい人に向いている研修病院だと思います。

休日の過ごし方や同期について

 同期が一学年約30名と多いため、色々な趣味や価値観を持っている人と出会えるのは、大病院ならではのメリットだと思います。実際に、同期の影響でキャンプや登山など今までは全く接点がなかったようなアクティビティが、働き始めてからメジャーな選択肢になりました。休日の過ごし方など含めて私生活を充実させられるのも当院の良い点です。

医学生へのメッセージ

 働き始めると嫌でも解るのですが、学生時代に勉強した知識よりも更に何倍もの知識量が現場では求められます。しかも今まで覚えたことを全て武器として扱えるのであればともかく、錆びや刃こぼればかりです。エビングハウスの忘却曲線然り、普段使わないマイナーな知識なんて忘れてしまいました。もちろん、だからと言って勉強しなくて良いとは言いません(笑)。まずは、国試に合格するための最低限の勉強はして頂きたいですが、何よりも学生の特権である自由な時間を思い切り駆使してほしいです。勉学でも研究でも趣味でも娯楽でも何でも良いと思うので、是非とも極めて下さい。それが働き始めてからの武器になると僕は思います。

2023年度採用 初期臨床研修医の声