![診療案内[get_image]](images/image.jpg)
小切開手術とは、心臓や大動脈瘤の治療を行う際、身体を切開する範囲を最小限にとどめ手術を行うことをいいます。
切開の範囲が狭いため肋骨の切断も一部分ですみ、患者さまの身体への負担は大幅に軽減されます。また小切開手術は、治療後回復するまでの時間も短く、手術跡の大きな傷を好まれない女性をはじめ、男性にも希望される患者さまが多いです。
心臓の小切開手術は、低侵襲心臓外科手術(Minimally Invasive Cardiac Surgery:MICS)ともよばれています。通常の心臓手術の切開より、半分以下の切開で心臓外科手術をおこなうことをいいます。通常の心臓手術は、前胸部の真ん中を20cm程度切開しますが、若い女性の患者さまなど小さい傷を希望される場合は、右前胸部の小さな切開や、真ん中下方の小切開(5−10cm)で手術を行なっています。
当科では1998年より心臓の小切開手術に取り組んでおり129例の経験があります。心房中隔欠損症、大動脈弁置換術、僧帽弁形成術などの治療実績があります。
写真右:創部長6cmでの大動脈弁置換術の写真です。![小切開手術[get_image]](images/mics/mics.jpg)
![小切開手術[get_image]](images/mics/mics_valvu.jpg)
腹部大動脈瘤の治療は、これまで20−30センチほど腹部を切開して瘤を人工血管に置換することが唯一の治療でした。近年より、低侵襲のステントグラフトによる治療が保険認可され広がりをみせています。それにともなって当院では、従来の外科治療も小切開の低侵襲手術を基本方針としています。
創部が小さいことで、これまでの通常の開腹手術に比べ、
“手術のあとに残るキズが小さい”
“術後の痛みが軽い”
“手術後の回復が早い”など、大きなメリットがあります。さらに術後早期より積極的にリハビリを行うことで、さらに早い回復が期待できます。
当院では、腹部大動脈瘤に対して開腹手術を行う場合にも、できるだけ小さい創部で手術を行い患者さまの負担を軽減することを目指しております。

腹部大動脈瘤の小切開手術:術前術後CT画像と小切開手術後の創部写真