治験や臨床研究の仕事をしていて、良かったと思う瞬間や大変だと思う瞬間は何かありますか?

肺がんは新しい検査や薬剤が開発され、以前に比べると治療の効果を期待できるようになったものの、まだ十分な治療の効果を得られないこともあり、未だに難治性のがんです。
治験や臨床研究により新たな薬剤の創出に携わったり、これまでわかっていない病気や薬剤の性質を明らかにすることで、診療をより良くするのに貢献できることは光栄です。
特に参加・協力いただいた患者さんへの治療が効果を示して、外来で元気な様子を拝見できることは励みになります。
大変なことといえば、事務手続きが年々増えることでしょうか。臨床研究法などの整備によって研究の質の向上や情報開示・個人情報保護などの面の改善がなされましたが、医療者に求められる対応事項が増えました。

責任医師からみたCRCとは?CRCの印象など。

治験・臨床研究には多くの決まりがあり、日常診療がある中で限られた時間でそれを順守していくのは我々の力だけでは難しいことがあり、CRCさんの支援が大変ありがたいです。
特に治験はそれぞれに細かい規定があり、参加いただいた患者さんの状態に合わせて適切に対応していくためにはCRCさんによる確認は欠かせません。
治験・臨床研究について良く把握していての適切なアドバイスや、患者さん目線での意見をいただけることもあり、いつもありがとうございます。