夜間病棟体験 初期臨床研修医の声

夜間病棟体験 初期臨床研修医が感じたこと

2023年度採用者の気づき・学び

G-ICU

チーム医療の一員としての
気づきを得た充実した実習

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、学生時代では看護師さんのお仕事に関してはオンラインでの講義を受けたのみで、実際にこれほど長時間看護師さんと共に行動することは初めてでした。新しく知ることばかりで、とても新鮮でした。一人だけでなく多くの看護師さんの意見を聞くことができ、自分がこれからチーム医療の一員となるにあたって心がけておくべきことを多く見つけることができて、とても充実した実習になりました。

3棟12階 呼吸器内科

コミュニケーションの
重要性を学ぶ

今回の病棟体験を通じて多職種への向き合い方でコミュニケーションを自ら意識して行うことの重要性を学びました。見学する中で医師に行ってほしいことを聞いていくと、多くの場面でより多くコミュニケーションをとってほしいとの意見がありました。例えば「コミュニケーションボードをもっと見てほしい」、「夜にいれたオーダーの後は病棟でもいいから電話で伝えてほしい」、「急に入れた指示の後は電話を入れてほしい」です。医師の指示はカルテに指示しているのではなく、人にお願いしているのだということを実感し、研修のみならずこれからずっと意識していこうと感じました。

3棟8階

看護業務への理解を深め
チーム連携を強化する

看護師の目線に立って業務を体験しましたが、実際その立場に立った時のやるべきことや仕事ぶりが全く違っていて驚きました。 また患者さんによっては医師の説明では納得したように見えていても、実際は納得しておらず、一番患者さんに寄り添っている時間も業務も多い看護師に気になる点や不満をぶつけ続けることは何件もありました。看護師が患者さんと信頼関係を築き上げる大変さと、その「大変さ」を乗り越えて良好な関係を築くことが質の高い医療に繋がると感じました。

消化器内科

多職種の業務を知り
患者さんへの接し方を学ぶ

大原孫三郎氏は、「看護は病院の魂である」という言葉を残されましたが、まさに、職員約4000人中1500人中が看護師である当院では、まさに看護師が病院の中心と言って過言でないと思います。
その看護師の現場を、準夜勤の時間まで見ることができ、いろいろな看護師さんが、それぞれの役割を果たされている姿を見ることができました。

担当していただいた看護師さんは、卒後7年目の方で、患者さんへの対応も非常に丁寧で、患者さんへの対応を見習いたいと思う点がたくさんありました。

今後実際に働いていく中で、他職種方の素晴らしい点や、仕事における工夫を積極的に聞き、取り入れて、より良く患者さんへ貢献ができるように、成長していきたいと思います。

G-ICU

現場を知ることで
医師としてのあるべき姿を描けた

看護師は患者さんと対応する時間が長く、その間の患者さんの動きが治療の方向性にも関わっていた場面を見て、看護師の方々に話を聞くことが治療を進める上でとても大事なことだと思った。

看護師が医師をコールする必要性もよく分かった。実際に患者さんの見守りをして気になったときや、指示が曖昧で何をしたらいいのかわからないときなど、都度確認したくなる事情を感じた。自分が医師としてこれから指示等を出すことになるが、なるべく不安を感じさせないよう密に連携を取り、そして具体的にどうするかといったことまで丁寧に記載していこうと思う。