急性期病院としての役割

急性期中核病院として

当院は、岡山県西部圏域約80 万人の医療圏内で総合医療機能をもつ1,172 床(一般1157 床、精神5 床、第二種感染症10 床)の完全独立採算民間病院です。37 の診療科を有し、救急医療の分野はG-ICU・HCU・SCU・MFICU も対象とし、十分なER 環境が整っています。

2022年度は、救急搬送10,036件、救急患者45,321 名を受け入れ救急車搬送入院件数は国内最多となりました。病棟業務と初期研修の大きな柱である救急医療の両側面から基本的臨床能力を身につけることができる国内有数規模の医療機関です。

急性期中核病院としての役割

急性期を担う6つの拠点

Role 1

地域がん診療拠点病院

岡山県知事より推薦をいただき、平成15年12月16日付けで厚生労働大臣から「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。質の高いがん医療を全国で等しく実施できるようにするため、わが国に多いがん(肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん等)について、各地域におけるがん診療の連携・支援を推進するために拠点として設けられる病院です。

Role 2

災害拠点病院

岡山県より地域災害医療センターとして認定され、岡山県に、災害派遣医療チーム(DMAT)を2チーム登録しています。
大規模自然災害や重大事故等の緊急事態に際して、県警察のヘリコプター「わしゅう」が当院ヘリポートを効率的に使用できるように、県警察と協定を締結しました。患者搬送の連携を確認する訓練も、毎年行われています。

Role 3

総合周産期母子医療センター

倉敷を中心とする岡山県南西部、広島県東部、兵庫県、時に鳥取県、島根県の産婦人科、小児科の先生方から依頼された新生児の入院を受け入れています。最近はこれらの地域からの母体搬送症例も増加しています。NICU入院の約半分は本院産科からの入院で、極低出生体重児(出生体重1,500g未満)の約9割以上が母体搬送による院内出生です。

Role 4

救命救急センター

当院は救急医療を社会貢献の第一と考え、「断らない救急」を目指し、ER型の救急を行っています。2022年度の救急患者数は45,321人。若手医師が研修の一環として診療に参加していますし、専門医も積極的に診療にあたっています。救急車受入数は10,036台でした。

Role 5

手術センター

手術センター29室の手術室で、2022年度は11,298件の手術を行いました。病院ランキングなどでも多くの分野で全国の上位を占めています。高齢者の増加、手術の高度化、手術機械の複雑化などに対応しながら、また安全で良質な医療の提供を実現するシステムを実現しています。

Role 6

外来化学療法センター

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化学療法を受けられる患者さん専用のスペースとして2013年4月8日、稼働しました。ベッド数は60床(内17台がリクライニングシート)、小児用のベッドが3床あります。個室化が図られ、全ベッドにテレビが設備されています。また、患者さん同士の会話や情報収集の場として、ソファ、テレビ、パソコン、書籍などを置いたがんサロンも準備されています。