これまで開催したセミナー

セミナー

海外の医療について学ぶ

海外講師によるセミナー

2007年、2008年と米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校内科教授のLawrence M Tierney Jr先生を招き、回診やカンファレンス、講義などを行いました。また、2008年からはシニアレジデントに対して2年目から海外での学会発表や短期研修などの支援も開始しています。2010年3月にはARDS(acute respiratory distress syndrome)の人工呼吸管理の第一人者であるMarcelo Amato先生を招き、レクチャーとケースカンファレンスを行いました。
2013年2月には、外傷外科医として世界的に有名で、著書の「Manual of efinitive Surgical Trauma Care」は外傷外科学の教科書として全世界で読まれているKen D. Boffard先生を招き、講演会を開催しました。

また、2015年7月には、フロリダ大学医学部客員助教授 Dr. Stein、感染症コンサルタント・サクラ精機株式会社学術顧問の青木眞先生を招聘し、ジュニアレジデントを対象にレクチャー、ケースカンファレンスを開催しました。

英語論文執筆レクチャー&ワークショップ

Writing and revising medical articles

英語論文執筆レクチャー&ワークショップを年1回開催。論文において注意すべきポイントや、スタイルマニュアルに基づいた英語の記述など、英語・日本語とも話せる講師を招いてお話しいただいています。ワークショップでは実際に英文の手直しをしながら、誤りやすい箇所の確認ができます。

ハンズオンセミナー

救急外来における超音波検査の活用に向けて -超音波検査ハンズオンセミナー

当院では毎年、研修医向けに、医療技術部門から普段超音波検査を担当している技師さんによる超音波検査のハンズオンセミナーを開催しています。
平成27年度は腹部超音波検査をテーマに開催しました。冒頭、救急での腹部超音波検査のポイントに付いてミニレクチャーがあり、それに続いてホールに4台の超音波検査機器を持ち込んでルーチンの観察方法をおさらいしました。
放射線被曝のリスクのない超音波検査をベッドサイド検査として活用できるように、研修に取り入れてゆきたいと考えています。

多職種臨床倫理研修会

患者・家族への「悪い知らせ」の伝え方 -さまざまな視点で考える

平成28年7月5日・7日の2日間に分けて、2年目ジュニアレジデントを加えての多職種倫理研修会が開催されました。今回は「化学療法を続けていた手術不能の肺がん患者さんに予後を伝えるにあたり、お見舞いに来られていた娘さんに説明する」という事例が提示されました。突然呼び止められて化学療法の中止や予後説明を切り出された娘さんは混乱し、抗がん剤治療に望みをかけている父親の気持ちを訴えます。医師は家族に伝えることが病院の決まりだから…と繰り返します。この事例提示を受け、6グループに分かれ、患者本人・家族・医療者それぞれの立場で考え、どのような対応が望ましかったか、倫理的に問題があったのはどの部分か、など話し合いました。

全体発表では「重要な話は場を設定して行うべき。立ち話で説明する内容ではない」「(抗がん剤が効かないなど)治療経過についてこれまで伝えられていなかったのではないか」「病院の取り決めなので、と一方的に話し、自分を守る言い方をするのはよくない」という声があがりました。また、あるグループはデモンストレーションで発表を行い、あらためて説明の場を設けた上で、家族の言葉に傾聴・共感しながら病状を伝え、「抗がん剤治療は中止しても、痛みの緩和、呼吸ケアなどは継続します」と丁寧に説明し、今後の方針に同意いただく流れを示しました。

グループ発表をうけて、緩和ケア科医師より「がんの余命告知と倫理の問題」と題してレクチャーが行われ、「悪い知らせを伝えるのは単なる情報提供ではなく、これからのことを話し合う=患者を支援するという気持ちが大事」「余命を尋ねられたときはある程度の目安を示してあげることが大切」と参加者に伝えました。また、「どうして知りたいのですか?」「どうして伝えたくないのですか?」と、相手の想いを汲み取るかかわり方が大事とし、患者・家族に寄り添う気持ちの重要性をあらためて参加者全員で共有しました。

学生・研修医向けセミナー

当院は学生・研修医を対象とした学習機会の提供の充実を目指しており、診療科が主催するセミナーも各種開催しています。

小児科セミナー

研修医・医学生・若手医師向けに小児科セミナーを開催しています。 小児医療に関心を持つ方に当院小児科を知っていただき、魅力を伝えることを目的としています。

倉敷ERmeeting

日々ER診療を担う初期・後期研修医を対象に“ER患者満足度向上”と、そのための“ER診療者満足度向上”、そして“当地域でER診療に理解のある仲間を増やすこと”を目的として開催しています。