院長挨拶
「人と人とのふれあい」を大切にし、地域の人々の生命と健康を守ります。
皆様初めまして。この度、倉敷中央病院リバ-サイドの院長に就任いたしました中島 尊と申します。土井前院長より重責を引き継ぎまして、身の引き締まる思いです。
最初に自己紹介をさせていただきます。私は1998年香川医科大学(現香川大学医学部)を卒業し、一貫して呼吸器外科医として診療を行ってまいりました。縁あって土井院長の知遇を得まして、2020年10月より本院で勤務いたしております。本院赴任後は、「地域に密着したかかりつけ病院」を目標とし、当日外来の充実のため総合診療科の立ち上げ、救急患者受け入れ開始、訪問診療の開始、呼吸器外科手術の開始といったような事を行ってまいりました。すべてにおいてまだまだ発展途上で、満足ができる診療はできておりません。しかし職員の皆様の協力のもと、少しずつでも前に進めていきたいと思っています。
私は当院の理念“「人と人とのふれあい」を大切にし、地域の人々の生命と健康を守ります。”に深く共感いたしております。私は当院に赴任する以前、倉敷中央病院をはじめ、多施設で手術中心の診療を行ってまいりました。手術を行なうことは自分自身にストレスがかかりますが、一方で強い達成感がありました。しかし年数を重ねるごとに執刀することが機械的な作業に近くなり、患者の皆様との関わりが薄くなっている気がしておりました。当院にまいりまして診療をさせていただくにつれ、患者の皆様の人生に寄り添っているよう感じる時が増えてきた気がいたします。私は医療には様々な場面があり、急性期を乗り切ったところがゴ-ルではないと思っています。不幸にも病や怪我に見舞われた皆様が、日常を取り戻す、あるいは新たな日常を手に入れるところがゴールではないかと思います。今後の当院の方針としても、予防医療から始まり急性期から慢性期、在宅医療まで当院でできることを増やし、理念に基づき地域の皆様と関わることを目指していきたいと思います。もちろん自信過剰になることなく、必要があれば直ちに倉敷中央病院などの高次医療機関に紹介させていただき、患者様の生命を守ります。その結果として、患者の皆様から「倉敷中央病院リバ-サイドを受診してよかった。」と言って頂けるようになることを望んでいます。
最後に地域の医療機関の皆様、何分若輩者で至らぬ点が多いと思いますが、誠心誠意精進いたします。今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。